どうも、坂津です。
デスクでモニタに向かって作業をしていると、色んな音が外から聞こえてきます。
車のクラクションや、救急車やパトカーのサイレン。
学校帰りの小学生が張り上げる「バイバーイ!」や、大型車両へ貨物を積み込むユニック作業の金属音。
それらに混じって、たまに聴こえてくる音があるのです。
それは、お豆腐の移動販売の音。
軽トラックの荷台にお豆腐を乗せ、あのお馴染の笛の音『ピィーーーープゥーーーー』を鳴らしながらやって来ます。
いつも気になっていたのですが、笛の音が聴こえてから頑張って手元の仕事を片付けて駆け付ける頃には、もう去ってしまっているのです。
なので私にとって、たまに聴こえるこの移動販売のお豆腐屋さんは、幻と呼んでも過言ではないほどエンカウントできないお店だったのです。
そうなるとどうしても買いたいという気持ちが強くなり、いつか絶対に正体を突き止めてやろうという探偵根性にも似た衝動が膨らんでいきました。
そしてこのたび、ようやく間に合うことができました。
私が喉から手が出るほど欲していた幻の豆腐、それは『大森豆富』さんの移動販売だったようです。
『豆腐』じゃなくて『豆富』ってところが良いですねぇ。
ようやく
なにせ私はご飯の代わりに豆腐を主食にしているほどの
心が躍らないハズがありません。
『いっそのこと全部買ってしまえぃ』という悪魔の
私はまた次に買うときまで買いたい欲求を残しておける大人なのです。
で、迷いに迷った末に選んだのはこちら。
『おぼろ豆富』
商品名も『豆富』なんですね。
通常の豆腐は製造過程で水分を吐き出すため圧搾するのですが、おぼろ豆腐はそれをしません。
なので大豆の味が濃く出るのが特徴です。
添付のタレを注いだら、さてさていざ実食。
私「んほおおおおぉぉぉっっ!!」
妻「何コレ
私「大豆の甘みと旨味がすげぇ!」
妻「んでタレがまた美味しいな!」
そうなのです。
タレがまた秀逸な美味しさだったのです。
しかしながら結構な濃いめな味のタレでしたが、それに全く負けていない豆腐のすごさよ。
さぁ次だ。
『生ゆばとうふ』
中身がどんな状態なのか気になります。
湯葉がミルフィーユのように何層にも重なっているんでしょうか。
でもそれだと『湯葉』であって『豆腐』じゃないよなぁ。
ともかく、いざ実食。
なるほどぉ!
写真じゃわかりにくいですが、表面に湯葉が敷いてあって中側がお豆腐になってるんですね。
私「んほおおおおぉぉぉっっ!!」
妻「コレ好きっ!めっちゃ好き!」
私「生湯葉の食感!豆腐とける!」
妻「これもタレに負けてないね!」
うん、買って良かった。
諦めず追い求め続けて良かった。
また来週違う豆腐を買う余地を残しといて良かった。
賞味期限もたっぷりだし、お土産にも良いかも。
よし、今度両親にも買ってやろう。