どうも、坂津です。
ちょっと前に、私のダイスコレクションを披露したことがあります。
サイコロってこんなに種類があるんだーと思われた方もいらっしゃったかも知れません。
さて、この『日常生活では決して使わない奇怪なサイコロ』を私はどこで購入したのか。
それがこちらのお店です。
もうかれこれ20年くらい昔、TRPGのルールブックやボードゲーム、そして特殊サイコロなどを買い求めに来ていたオタクの聖地です。
一般人は決して利用しないこのお店の近くを、正月早々に妻と千鳥足で通り掛かったのでした。
この記事の続きです。
私「あぁ~、ここ!懐かしいィ~!」
妻「旦那は懐かしポイント多いよね」
私「サイコロいっぱいあるじゃん?」
妻「特殊なやつが無駄にいっぱいね」
私「それを買ったお店がここなの!」
妻「ふ~ん。まったく興味無ぇけど」
私「きょうめよ!興味を持てよ!!」
妻「それよりこの看板が気になるよ」
なんと言うことでしょう。
我々夫婦が猫好きと知ってか知らずか知る由もないでしょうけど、そこには『
しかも私の聖地と同じビルの同じ階に!
これはもう運命としか言いようがありません。
店内に入ると、暗めの照明で落ち着いた雰囲気のムーディな空間でした。
4人テーブルが2つと6人テーブルが1つ、そして7~8人座れそうなカウンター。
妻「なんかめっちゃ雰囲気が良いね」
私「これは大当たりかも知れないね」
妻「ドリンクメニューも結構あるよ」
私「これは2件目の定番になりそう」
というわけで、偶然と呼ぶには言葉足らずで、奇跡と呼ぶのはちょっと大袈裟な素敵な出会いに乾杯します。
妻は焼酎のお湯割り。
私はソーダ割り。
妻「とりあえず何か軽く食べようか」
私「そだね。メニュー見せて見せて」
妻「聞いたこと無い名前がちらほら」
私「ほほう。うわホンマやコレとか」
妻「チャタモリってどんなんだろね」
私「気になったものは発注しちゃお」
というわけでタモさんを発注。
やがて運ばれてきたのは熱々の鉄板に乗ったピザのような形状のモノ。
妻「なにこれめっちゃ美味しいよ!」
私「お好み焼きとピザの中間地点?」
妻「卵焼き感もあるし、オムレツ?」
私「それらのどれでもない美味しさ」
妻「初めて出逢うのに懐かしい味だ」
私「この辛いの付けても良いってさ」
妻「どれどれ・・・辛ッ!これ辛!」
私「でも美味ッ!めっちゃ美味ッ!」
妻「こりゃお酒が進んじゃうよね!」
私「罪なメニューだ焼酎おかわり!」
妻「次どの謎メニューに挑戦する?」
私「ん~、これなんかどうだろう?」
妻「確かに、字面ではさっぱりだね」
私「マサレダールカジュ、マサラ?」
妻「ガラムマサラとは違うのかな?」
私「とりあえず名前長いし難しいね」
妻「じゃあ略してマサルにしとく?」
私「分かった。マサルくださーい!」
そして提供されたマサルがこちら。
見た目はごく普通のカシューナッツに粉がまぶしてある感じ。
ただ揚げたてなので熱っつ熱のホックホクです。
んでスパイスは辛さというよりもむしろ、カシューナッツの甘さを引き立てる程度。
思ってた味と全然違ったけど超絶美味しいのです。
妻「なんじゃこりゃ美味過ぎィー!」
私「地球最後の日にはコレ食べたい」
妻「うん。コレでお酒飲んでいたい」
私「てかマジでヤバいなこのお店は」
妻「通うね。決まったね。決定だね」
田舎の終電は早い。
私たちは後ろ髪を引きちぎられる思いでお店を後にし、駅へ向かいました。
いや、それは言い訳です。
猫魔音さんの営業時間は、なんとAM5:00まで。
終電という理由にすがりつかなければ始発まで居ちゃうってくらい、居心地も味も最高のお店だったのです。
私「次はタクシー帰宅も辞さないよ」
妻「うん、次は準備万端で来ようね」
犬も歩けば棒に当たる。
酔っ払いも歩けば名店に出逢う。
おうちに引き籠ってなくて本当に良かったぁ。