どうも、坂津です。
私たちが日常的に扱う言語には『文字で見るから分かるけど、耳で聞いたらちょっと「ん?」となってしまう』ようなものが割と存在しています。
逆に『耳触りもリズムもテンポも良いけど、文字ではめっちゃ読みづらい』ようなものもありますね。
つまり、自分が発信するメディアがどんなものなのかを自覚し、それぞれに合った言葉を選んで使わなければなりません。
例えば
「そんなことじゃ永久にB級のままだぞ」
というセリフ。
文字で読めばすんなりと意味が頭に入ってきますが、音声のみで聞いたらたぶん(ん?)となると思います。
他にも
「飛行機に乗り込む暴徒」
って聞いたら一瞬(は?)ってなると思います。
また
「そんな政府、完全にアウトだろ」
なんて言葉も(ナニ言ってんの?)って思っちゃうかも。
あと
「敵の多くはゴブリン」
なんて言葉も、音声で伝える場合には表現を変更した方が良いでしょう。
こういうのは同音異義語が認識阻害の一因となっているので、使用する言葉を類語に変換するだけで簡単に問題を解消することができます。
例えば上のセリフだと
「敵の大半はゴブリン」とか
「敵のほとんどはゴブリン」とか。
でもコレはセリフ(音声)だからこそ改善した方が良いということ。
文字列として見た場合
「敵の多くはゴブリン」と
「敵のほとんどはゴブリン」では
上の方が字面が美しく、また読みやすいですよね。
『ほとんど』を『殆ど』と表記しても良いですが、読者の可読性を下げてしまい兼ねません。
自分が発信する情報を、相手がどのように受け取るのか。
それを意識しながら情報の形状を推敲したいものですね。