『かなり』

干支に入れてよ猫

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成長と共に増える箱

どうも、坂津です。

日々Amazonさんから届く荷物を開封すると段ボールがめっちゃ溜まるので、それを休日に片付けることになります。

ヒルな笑みを浮かべる大小様々な箱を潰して折って畳んで重ねます。

そんな作業をしていると、妻が慌てて走り寄ってきました。

 

「レイちゃんが座った!!」

 

レイちゃんというのは我らが愛しの息子です。

名をブレイヴといい、当初は最後2文字を取ってイヴちゃんと呼んでいたのが、今は中2文字を取ってレイちゃんと呼んでいます。

妻は「クララが立った!」ぐらいの勢いで上記のセリフを私にぶつけると、すぐさま立ち去りました。

私と妻がこの場に居るということはつまり、息子が1人きりになっているということです。

伝えるべき情報だけを端的に発信して即座に持ち場へ返る妻の行動にプロっぽさを感じつつ、私は妻のあとを追いました。

 

もうすぐ8カ月を迎える我が息子ですが、まだ補助が無い状態で自分1人で座ることはできませんでした。

そんな息子が、恐らく支え無しで座ったということなんだろうと予測しながら現場に向かうと、息子はぬいぐるみをヨダレ漬けにしていました。

 

妻曰く、時間にして4~5秒程度のこと。

息子は何の支えも無い状態で両手を床から離し、自分のお尻と足だけで座ったのだそうです。

まだ上半身がフラフラしながら、バランスを取るのがおぼつかない様子ではあったものの、偶然ではなく確かに自分で座ったのだと。

 

しかしそういう『見たい状況』に限って、待っていてもなかなか再発しないもので。

その時はそのまま諦めて作業に戻った私。

そして諸々を終えて妻と交代しました。

今度は私が息子とキャッキャウフフを楽しみ、妻が家事などをするのです。

最近よくおしゃべりをするようになった息子の可愛い喃語なんごを聞きながら、いつ座っても良いようにスマホのカメラを起動した私は、ワクワクしながら息子の傍に座りました。

 

そこからしばらく、息子と私の攻防が続きます。

床に両手をついた状態で座っている息子。

【子】フッと床から手を離す

【私】スマホを構える

【子】手をつく

【私】しばらく待つ

【子】ぬいぐるみをベショベショにする

【私】諦める

という一連のやりとりを何度か繰り返した私たち。

こういうのをイタチごっこって言うんだろうなぁ。

 

で、約2時間後。

 

そろそろ活動限界を迎えてお昼寝タイムになるであろう息子が、また床から手を離して1人で座りました。

「キタッ」とばかりにスマホを構えた私は、今度は撮り損ねること無くきっちり息子の雄姿をカメラに収めることができました。

喜ぶ私を見て笑う息子。

顔をこちらに向けて最高の笑顔を見せてくれるのです。

座ったままで。

 

ん?

 

そう、いつまでも座ったままの息子。

今回は姿勢を崩すことなくずーっと座り続けているのです。

慌ててムービー撮影に切り替えた私。

息子は座ったままぬいぐるみを持ち上げ口に運びヨダレで溺死させようとむしゃぶりついています。

たった数時間前までできなかったことができるようになり、しかも目に見える形で上達している息子。

そうか、コレが15倍速か。

以前チラッと書きましたが、幼児の時間の流れは我々大人の15倍なんだそうです。

つまり私が2時間だと思っていたのは息子にとって30時間であり、ようするに息子は30時間もぶっ続けでお座りの練習をしていたことになります。

なるほど、そーゆーことか。

そりゃ急成長するわな。

 

そしてその日の夜、寝そべる妻の体によじ登るような姿勢の息子が、そのまま『半つかまり立ち』の体勢になったのでした。

恐るべし、乳幼児。

例の後頭部ガードが必要と判断し、慌てて購入したのでした。

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そしてまたAmazonの箱が増えるのでした。