『かなり』

干支に入れてよ猫

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生後半年の可能性

どうも、坂津です。

妻と息子と三人で、私の実家に行きました。

爺と婆は孫の顔を見るのが何より嬉しいという一般論から漏れず、ウチの爺と婆も破顔して喜んでくれました。

 

会うのはちょうど1ヶ月ぶりで、前回のときは寝返り記念日の翌日でした。

今では自在にコロコロ寝返るので、その勇姿を見てもらおうと、床に息子を転がしたときのこと。

 

コロン・・・

スッ・・・

 

あまりに突然のことで撮影することができませんでした。

息子が、寝返りのあとで両手と両膝を突っ張り、四つん這いの姿勢になったのです。

 

へちゃあっ・・・

 

しかし持続時間は短く、すぐに腰が落ちてしまいました。

ですがあれは明らかに四つん這い。

ハイハイの前兆!

そんな劇的瞬間を爺婆の眼前で披露するとは!

よもや齢0.5歳にして本気の出し所をわきまえているとは、我が子ながら末恐ろしい能力です。

 

さらに。

 

狂喜乱舞して抱っこしにかかる爺と婆に対して人見知りを発揮したではありませんか!

今の今まで人見知りなんて皆無だった息子です。

誰彼構わず愛想を振り撒く八方美人ベビーだったハズなのに!

さっきまでゴキゲンでキャハキャハしていた息子が、爺が近づき婆が抱っこした瞬間から泣き始めました。

私や妻が抱っこすれば泣き止むのに、爺や婆ではダメという時間が30分ほど続きます。

 

そして。

 

徐々に慣れてきた素振りを見せる息子。

爺も婆も泣かれないのが嬉しくて撫で回し抱きまくりで可愛がります。

そのとき婆の肩越しに、私は息子の笑顔を見たのです。

片側の口角だけを吊り上げたような悪い微笑みを。

まさに「計画通り」と言いたげな表情。

 

つまり最初の人見知りはブラフ?

まず泣いておくことで自分の笑顔の価値を高めたということ!?

 

そんなワケないと思いつつ、しかし、大人を手玉に取って内心で笑っている可能性もゼロでは無いと生唾を飲んだ私でした。