『かなり』

干支に入れてよ猫

【スポンサーリンク】

どうしても思い出せない歌詞

どうも、坂津です。

まだ夜も明けきらぬ時刻。

深夜とも早朝とも言いがたいタイミングで、私はハッと目が覚めました。

 

「これ・・・絶対違うけど、正解が分からん・・・」

 

自然と声が漏れていました。

夢なのか何なのか、突然不意に脳裏をよぎったメロディとフレーズ。

 

ほぉーねっまぁーでっ

とっけるぅーよーなー

チャルメラ

みたいなっ

キーィッスーをしーてー

 

寝ぼけた頭脳では誰の何という楽曲なのか皆目見当もつきませんし、かと言って正しい歌詞も全く出てきません。

間違いなく『チャルメラ』ではないという確信だけは有るんですけど、じゃあ何みたいなキスをすると言うのか。

しかも間の悪いことに寝る前に触っていたスマホはベッドのマットレスの隙間に落ちてしまったらしく行方不明。

検索の前に捜索しなきゃならない状況ですが、そんなことをしたら妻も息子も起こしてしまう可能性が大です。

 

そして悶々と悩んでいる間に窓の外が明るくなり、やがて息子が伸びをしながら可愛く「あう」と言いました。

 

そこからはいつもの朝。

私がパンパンになったオムツを替えている間に妻がミルクを用意します。

その途中。

 

私「分かれば教えて欲しいんだけど」

妻「全知全能の私に何を問うのか?」

私「かくかくしかじかでナゾの歌詞」

妻「おい、それマジで言ってんの?」

私「間違ってる自覚はあるんだよな」

妻「チャルメラみたいなキスとは…」

私「お互いに口笛吹いてんのかな?」

妻「骨まで溶けるチャルメラとは…」

私「間違いなく豚骨スープだよね?」

妻「すんげぇこってりしたキスだな」

私「濃厚豚骨白湯スープが決めての」

妻「やだよそんな高カロリーなキス」

私「んで、正解は何なのか分かる?」

妻「当たり前でしょ。テキーラだよ」

私「あぁー、言われたらそんな気が」

妻「松任谷由実真夏の夜の夢だよ」

私「真夏の夜に食べるチャルメラか」

妻「ユーミンと、チャルメラに謝れ」

私「寝苦しい暑さが豚骨っぽいよね」

妻「濃厚豚骨白湯スープにも謝れよ」

 

こうして、全知全能な妻のおかげで私のモヤモヤは消え去り、交換したばかりの息子のオムツのようにスッキリとした気持ちで一日のスタートを切ることができました。

 

真夏の夜の夢

真夏の夜の夢