どうも、坂津です。
私の母は非常に変り者で、言動がとても独特です。
例えばこの前、テレビを見ていたら布団掃除機のCMが流れたのです。
そして母は、それに対して意見を述べ始めました。
母「コレ、どうかと思うのよね実際」
妻「でも埃とか取れるみたいですよ」
母「それがどうかと思うんだけどね」
妻「実際は、そんなに吸えないと?」
母「そーじゃなくてね、布団をこんなに吸うこと自体がダメなんだと思うの。布団なんてそもそもが埃のカタマリみたいなものだから、吸えば吸うほど布団としての機能が落ちていくような気がしてね。だいたい今までハウスダストもダニも気付かないうちは平気で生活の一部だったのに、メーカーが『取り除くべき存在』って言い出したら急にみんな目の敵みたいに除去除去ってなるでしょ?そりゃアトピーとか喘息で苦しんでる人がやるなら分かるよ?苦しみの原因を取り除くのは大事なことだからね?でもそこまでやる必要が無いことの方が世の中には多いと思うの。なのにあんなすごい吸引力で毎日吸われたら布団が可哀想だと思わない?」
妻「は、はぁ・・・」
また別の日。
母「ラブちゃん豚と牛どっちが好き?」
妻「どっちかと言えば豚ですかねぇ~」
母「え?そう?牛も可愛いと思うよ?」
妻「え?動物としてってことですか?」
母「牛ってすごいつぶらな瞳なんだよ」
妻「そ、そうですね。牛も可愛いです」
母「じゃあお夕食はすき焼きで良い?」
妻「えっ?やっぱりお肉の話ですか?」
母「昔ね、田舎で牛を飼ってたんだよ」
妻「へ、へぇ・・・すごい、ですねぇ」
母「知ってた?牛も撫でると喜ぶの!」
妻「それ聞いたあとですき焼き・・・」
母「可愛さを知ってこそ美味しく食べれると思うよ?命を食べるってことはそういうことだからね。鶏も豚も牛も、うちの田舎じゃ昔はみんな自分で解体して食べてたからね。食卓に並んだときの有り難みが全然違うよ。今朝撫でた牛が学校から帰ったら夕御飯になってるんだよ?でも牛は賢いから察するのよ。あー、私今日食べられちゃうんだって。だからすごく悲しい顔をしてたんだ、あの朝は。でも美味しかったぁ~!」
私「母ちゃん、それ環境が特殊過ぎる」
私「ウチの母ちゃん変ですまないねぇ」
妻「そう?面白いお義母さんだけどね」
私「いやいや独特過ぎると思わない?」
妻「別にそんなに、旦那で慣れたし?」
私「ちょっと待ってそれどーゆーこと」
妻「旦那とお義母さん、そっくりだよ」
私「ッッッΣ(゜ロ゜;)!!!!?」
恐らくは喜ぶべきことなのでしょうが、今の私はまだ修行が足りないので素直に喜ぶことができません。