『かなり』

干支に入れてよ猫

【スポンサーリンク】

そっちじゃない

どうも、坂津です。

息子とのお散歩は、基本的に私か妻が単独で行います。

私が仕事してる平日は、もちろん妻が息子のお伴。

休日は私が連れ出してる間に妻は家事タイム。

つまり息子にしてみれば『たまに馬が替わる』ことになります。

そして当然ながら機会の多い妻との散歩が息子にとっての普通であり、週に1~2回しかない私との散歩はイレギュラー扱いとなります。

要するに、息子にとって私は『慣れない馬』であり、手綱を取るのが難しい相手ということになります。

しかも行きたい場所、やりたいことを言葉で説明できない幼児ですから、当然として欲求を態度で示すことになります。

 

我が息子の場合、それは『伸びて硬直する』という行動になります。

 

抱っこしている子供が急に全関節を伸ばして棒状に硬直したら、それはそれは抱きにくいものなのです。

危うく落としそうになります。

仕方が無いのでフォークリフトが荷物を持ち上げるような感じで、横倒しにした息子を両手ですくい上げるように運搬します。

これが公園とか道幅に余裕のある場所なら良いのですが、用水路わきの細道や車道横の歩道とかだと危なくて怖いです。

腕の中で釣り上げられた巨大魚のようにビチビチと鮮度を主張する息子を抑え込みながら危険エリアを脱出するのです。

 

とは言え、いつもどこでも『伸びて硬直する』わけではありません。

素直に良い子で抱っこされたり自分で歩いたりすることも多々あります。

その差は何なのか?

息子がピィーンと伸びるタイミングを注意深く観測してみたところ、何となくその意図を汲むことができました。

伸びる場所の共通点として『岐路』であることが浮かび上がってきたのです。

つまり『進路に選択肢がある場面』ということ。

 

そこで。

 

息子が伸びたとき足を止め「こっち?」と、進行方向を変えてみたのです。

 

すると。

 

さっきまでの強情が嘘のようにフニャッと抱かれてくれました。

顔にも笑みが戻っています。

 

なるほど、つまり『行きたい場所、進みたい方向』が息子にあるということ。

推測するに、いつも妻との散歩で通るルートからハズれる場所が、伸びるポイントなのではないかと。

要するに「お母さんはそっち行かない!こっち!」と伝えてくれているのではないかと。

 

1歳7カ月を迎え、より一層記憶力と自我に磨きがかかったようです。