どうも、坂津です。
何か気付いたり思いついたりする。
でもそれを声に出したり行動に移したりすると、途端に槍玉に挙げられてしまう。
それが嫌だから黙っとくし、じっとしてる。
なんだかそういう人が多いように感じます。
何らかの問題が起きたとき、よくよく話を聞いてみると「実は前々からこうなる危険は感じていた」なんて声を耳にすることが思いのほか多いのです。
なんでそのときにそれを指摘しなかったのか聞くと、自分が責任を負わされるようになるから、というのが最も多かった回答です。
気付いた人がやるという構図は、規模の大小はあれどだいたいどこの組織にも存在すると思います。
これが正しく機能しているならば、その組織には素晴らしい風土が形成されていると言えるでしょう。
しかし多くの場合、上記のとおり気付いた人が声を上げ行動に出ることはありません。
それはなぜか。
理由は組織の機能不足。
・気付きの吸い上げ
・気付いた人へのフォロー
・気付きの共有化
・気付き⇒行動のマニュアル
・気付き&行動への評価
・気付き&行動の反省
・気付き⇒行動の改善
これらの機能が備わっていれば、組織は驚くほどスムーズに強くなっていきます。
逆にこの機能が無いと、個々人から『どうせ』を取り除くことができず、充分なパフォーマンスを発揮することができないのです。
とは言え、このような大それたルールをイチから構築するのは結構大変です。
こーゆーのを良く思わない老害が存在する組織も少なくないでしょう。
会社の為に良かれと思って行動しようとしても、前例だのリスクだのなんだかんだ言って妨害してくる人達。
あ、良いこと思い付いた。
わざわざ組織として機能を持たずとも、上司がそれをやれば良いのだ。
部下の気付きを吸い上げ、フォローし、共有し、評価する。
気付きの内容的に、部署内だけでなく全社的に広げる必要がある場合は、経営陣との衝突も視野に入れつつ動く。
これはカッコ良い。
相当にデキる上司像だ。
いっちょ私もコレを目指して動いてみるか。
あー、でも、私一人にできることなんでタカが知れてるよな。
努力に対するリターンがあんまり見込めない気がする。
しかも失敗したときは部下からも上司からも責められる。
やっぱ黙ってじっとしとく方が良いのかな。
良いトコ思い付いた気がしたけど。
まぁ世の中そんなモンかな。
あー、腹ぁ減ったな。