『かなり』

干支に入れてよ猫

【スポンサーリンク】

上司と部下では見える範囲が違うと肝に銘じる

どうも、坂津です。

会社に所属するとそれぞれに役割が与えられます。

経験や能力、実績に対する報奨として、昇給や昇格があります。

昇格して責任範囲が広がると、物の見方、考え方が少しずつ変わります。

(もちろん会社ごとに考え方が有るので『充分な能力があるから昇格させる』場合や『その役職に見合うだけの能力を付けて欲しい人材なので先に昇格させておく』場合などがありますが)

視野で言えば広くなり、思考で言えばより先のことまで考えるようになります。

 

例えばこんな感じ。

f:id:sakatsu_kana:20190612083903j:plain

で、この視野とか時間軸が異なる者同士で会話する場合、見ている範囲が広い者が狭い者に合わせる必要があります。

分かりやすく言えば子供に『道路に飛び出したらダメですよ。道路には車がいっぱい走っていて、走ってる車に当たると大怪我しますからね』と説明するような感じ。

相手が見ている、知っている、考えていることが理解できる側が、そうでない方に寄り添うのは当然ですもんね。

そこで無理やり『俺の意見を理解しろ参道しろ』なんて言っても、そもそも何を言っているのかすら伝わっていない可能性が大きいのですから。

 

が、しかし。

 

より広い視野で、より未来のことまで見て調べて考慮しているうちに、実は足元のことについて『分かってるつもり』になっていることがあります。

 

例えばこんな感じ。

f:id:sakatsu_kana:20190612090709j:plain

より身近なこと、たった今起こっていること、実は手も目も届く範囲のこと。

それらについては、日々の実務をこなしている部下の方がよっぽど実状を把握しているのです。

この事実を忘れ、自分が全てを理解して把握してコントロールできると勘違いしてしまっていると、組織としての機能は十全に働くことができません。

指示を出す側の人間が何を言っているのか、実働部隊が理解できないのです。

こうなると『上司はこちらの事情を分かっているはずなのに、なぜあんな指示を出すのか』という不満に繋がります。

お互いの『分かっているつもり』『分かってくれているハズ』という思い込みが不幸を呼んでしまうのです。

 

解決策はひとつしかありません。

 

それは『上司の傾聴』ただこれだけです。

部下を持ち組織を運営するのであれば、それがどんなに少人数であったとしても、必ず部下の声に耳を傾けてしっかり声を聞き、それを理解しようと寄り添わなければなりません。

自分が見て考えているコトが全てでは無く、事件は現場で起きているという事実を忘れずに。

 

と、上司に言いたい私なのでした。