『かなり』

干支に入れてよ猫

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0歳児がみせる勇気

どうも、坂津です。

ようやく体調が戻り、どうにか普通の生活を送ることが可能になりました。

風邪が長引いたのはきっと年齢のせいではなく厄年だからですね。

年始に出来なかった厄払いを早々に実行せねばなりません。

インフルエンザが猛威を振るい、1人、また1人と欠員していく社内で就労している以上、私が次の犠牲者にならぬとも限らないのです。

また、私が意図せず持ち帰ったウィルスによって家庭内パンデミックが巻き起こることは全力で阻止せねばなりません。

ここは神頼みではなく科学のチカラで室温26℃、湿度45%を維持し続けるのです。

 

さて、勇気と書いてブレイブと読む名を授けた我が子ですが、早くも名が体を表し始めています。

齢0歳にして既に、諸々の勇気ある行動を取っているのです。

 

・クッションの隙間に潜る

妻が授乳するとき、息子の位置がちょうど良い高さになるようにクッションを使います。

母乳を飲んでいると幸せな満腹感と温かな安心感に包まれるのでしょう、息子はすぐに寝落ちてしまいます。

そのとき、自分が下に敷いているクッションと妻の体の隙間にめり込もうとするのです。

顔を下に向けて。

狭いところにズモモモと身を沈め、適度な圧迫感と密着感が心地良いのは分かります。

しかしどう考えても窒息するのは目に見えているのです。

なので妻も私も、息子がズモモモし始めたらすぐに顔の下に手を差し込んで沈没を阻止するのです。

そうするとよく分かるんですよね、息子がどれほどの力を込めてズモモモしているのか。

つまりどれほどズモモモしたいのか。

一時の快楽の為に呼吸を引き換えにするという勇気に、私たち夫婦は戦慄するのです。

 

・おしゃぶりを吐き出す

どう考えても満腹。

しかし口寂しくて泣く。

そんなとき大活躍するのがおしゃぶりです。

可愛いおくちに差し込んでやると、それはそれは嬉しそうにちゅぱちゅぱと吸い始めます。

しかしどういうわけか、息子はおしゃぶりを吐き出す・・・いや、吹き出すことに楽しみを覚えてしまったようなのです。

きっと皆さんも覚えがあると思うのですが、子供の頃に『どれだけ遠くまで石を投げられるか』『どこまで靴を飛ばせるか』などなど、自身から物体を発射してその飛距離を観測して遊んだことがあると思います。

息子はそれを、おしゃぶり噴出で行うのです。

ある程度ちゅぱちゅぱしたら、徐々に吸うより吐く方を意識し始めます。

おしゃぶりを日本刀に例えると、口に含む部分が刀身、つまり刃です。

で、それ以上口に入らないようにストッパーの役目を果たす部分がつばですね。

しばらく息子のおしゃぶりプレイを観察していると、鍔が上下に動き始めます。

口に含んだ刀身部分を吹いたり吸ったりすることでおしゃぶり自体を上下にストロークしているのです。

その動きは徐々に早くなり、そしてピークを迎えると同時に勢い良く射出されるおしゃぶり。

その直後、満足そうなドヤ顔を浮かべる息子。

そして10秒くらい経過すると不安そうな表情になり、20秒後には泣き始めます。

例えあとで泣くことになったとしても、今おしゃぶりを吹き飛ばすことを選択する勇気に、私たち夫婦は恐れ戦くのです。

 

・ゲップは尻から出す

あるときを境に、ゲップをさせる体勢を嫌がるようになった息子氏。

あの手この手でゲップさせようとするのですが、どう頑張っても意地になって出さない息子氏。

しかし確実に飲み干されている空気。

その空気は胃から腸を通り、肛門から排気されるのです。

今や息子はおなら奏者として名を馳せる(我が家で)までになりました。

問い掛けに対する返事も、伝えたいことが有るときのメッセージも、特に何も無くても。

ある時はあくびと同時に、ある時はくしゃみと同時に、ある時はギャン泣きしながら、ある時は仏のように悟った顔で、いつもどこでも常にプリプリする息子。

それはもう『放屁芸』と呼んでも差し支えないほどの域に達しています。

まだ立って歩いてもいないうちから自らの芸風を決めてしまう勇気に、私たち夫婦は戦々恐々としています。

 

おなら (かがくのとも絵本)

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