『かなり』

干支に入れてよ猫

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呼び名

どうも、坂津です。

私は妻のことを『ラブやん』と呼んでいます。

妻は私のことを『旦那』と呼んでいます。

これは二人称での呼称です。

それが、息子の前で三人称として呼ぶときには『お父さん』『お母さん』になります。

で、息子は『勇気ブレイヴ』です。

私たち夫婦は当初、ブレイヴの後二文字を取り『イヴ』と呼称していました。

『イヴ』『イヴちゃん』『イッちゃん』『イヴたん』『イヴァン』などなど。

そして私の両親、つまり爺ちゃん婆ちゃんも『イヴ』呼びで定着していたのです。

 

しかし。

 

元号が令和であると発表されてしばらく、突然『レイ』と呼称し始めたではありませんか!

 

婆「レイちゃーん!ほらほらこっち!」

私「えぇ?レイちゃん?誰のこと!?」

爺「ブレイヴの中央二文字でレイだよ」

妻「昨日までイヴだったというのに…」

婆「レイちゃーん!あらまぁ良い笑顔」

子「あーい!えぶぅ~えぶぅ~えぃ!」

婆「レイちゃんも気に入ったみたい!」

爺「令和でレイ呼び、丁度良いよな!」

 

まだ半年足らずとはいえ今まで『イヴ』と呼ばれていたにも関わらず、急に『レイ』と呼ばれても愛くるしい笑顔で返答するなんて!

自分の名前に対する矜持をしっかり備えて欲しいものです。

息子の名はブレイヴであり略称はイヴ。

これはこれまでもこれからも変わらぬ決定事項なのです。

 

いやしかし、それでも『レイ』か・・・。

んむ。

どことなく美しい響きよな。

悪くない、というかむしろ良い。

 

と揺れ動く私の心を知って知らずか、息子が「えぃっ!」と発声しながら右手を振り抜きました。

頬に走る鋭い痛み。

鏡で確認すると若干の切り傷に。

 

こ、これは・・・南斗水鳥拳!?

 

つまり、レイ?

 

その日から息子のあだ名はレイちゃんになりました。