『かなり』

干支に入れてよ猫

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早朝から宝探し

どうも、坂津です。

息子が生まれて2週間、退院から1週間が経過しました。

新生児の居る生活って、本当に想定外の事ばかりですね。

今日の未明まだ暗い頃、妻と私はある物を捜索しました。

 

それは、息子の『へそ』です。

 

病院からは「乾いていつか自然に取れるんで」と言われていました。

そして日々、少しずつグラグラしてんなぁとは思っていました。

まるで乳歯が抜けそうになっているときのような感じです。

まさか『不意に無くなる』とは思っていませんでした。

 

うんちの報告ができる賢い息子が鳴らす警報なきごえに反応した妻がオムツの確認をするや否や、素っ頓狂な声をあげたのです。

 

妻「な、無いッ!」

私「何が無いの?」

妻「臍の緒が無い」

私「なんですと!」

 

寝起きの頭をフル回転し、直近数回のオムツ交換シーンを脳内再生します。

在った気がする・・・。

ダメです。

全く頼りにならない不鮮明な記憶しか蘇りません。

仕方なくゴミ箱に破棄されているオムツを開封し、中に巻き込まれてしまっていないかを確認していきます。

幸いにも巻き込み事故の嫌疑が掛かるオムツは2件のみでしたので、該当のブツをオムツポットの中から回収して開封します。

しかし中から出てきたのはキーマカレーのみで、目当ての干物は発見できませんでした。

 

妻「どうしよう…」

私「布団にも無い」

妻「ラグにも無い」

私「一旦落ち着こ」

 

一応、病院からは「いつの間にか無くなって、探しても出てこないケースもあるので、これをどうぞ」と言われて渡されているものがありました。

それは長い臍の緒の一部で、手術の時に切り取ったものでした。

しかし、それがあるから良いやと割り切れないのが親の気持ち。

どう考えたって必ず『この家の中』には在るはずなのです。

私たちの不安な心情を察してか、息子が泣き始めます。

オムツは替えたばかりだし満腹のはずなので、泣く理由がそれしか思い当たりません。

とりあえず捜索を中断し、息子を抱きかかえようとします。

いつもなら抱っこすればすぐに泣き止むのに、なぜか一向に静かになりません。

そのとき妻に電流走る。

 

妻「服の中かも!」

私「それだッ!!」

 

結局のところ、探していた臍の緒は息子の背中の下から出てきました。

随分と乾燥して固くなっていたので、背中が痛くて泣いていたのでしょう。

つまり息子は探し物の位置を我々に教えていてくれたのです。

それなのに見当違いの場所ばかり捜索していた不甲斐ない私を許しておくれ。

 

まるで貝柱かホタルイカの干物のような臍の緒を桐箱に入れ一息ついた私たち。

背中の違和感が無くなった息子もご満悦でむにゃむにゃしていました。

 

落ち着いてよく考えれば、最初に探すべきだった服の中。

今になって思えば随分と回り道をしてしまった探し物。

何事にも通じることですが、特に息子が関わることについては、冷静にならなくてはいけないと改めて思いました。