『かなり』

干支に入れてよ猫

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休日ダラダラ

どうも、坂津です。

祝祭日の無い6月は、日曜日がとても貴重な休日となります。

貴重だからこそ『昼過ぎに起きてダラダラしてたら夕方で何もしないまま夜になる』なんて勿体無い過ごし方はできません。

 

できません・・・だと?

 

いや、そもそも『休日ダラダラ』を勿体無いと誰が決めたんでしょうか。

 

きっと『何かしなきゃなぁ』なんて漠然と思いつつ具体的な案が無い、もしくは面倒臭い気持ちが勝り『結果的にダラダラしてしまったことを後悔』する経験から、こんな発想になっちゃうのでしょう。

 

つまり本心と行動のギャップが、休日ダラダラの価値を落としてしまっているのです。

 

逆に言えば、確固たる意志と強い信念、明確な目標意識によって計画的に行われる休日ダラダラは、ちっとも勿体無くないのです。

 

ダラダラすることを決心してきちんと取り組むダラダラは勿体あるのです。

 

さて、心の底から休日ダラダラを満喫しようと思うなら、ほんの僅かでも『本当はアレやっとかなきゃいけないんだけど』というような気掛かりが在ってはなりません。

なので私はより良い休日ダラダラを実行するため、まず早起きして洗濯機を稼働させます。

洗濯が終わるまでの間に二度寝してしまい、結局干す時間が遅くなっては元も子もありませんので、その間は床掃除をしながら待機です。

そして洗濯物を干すとき、ご近所さんの目もありますし、パジャマのままというワケにもいきませんので着替えます。

ベランダとは言え屋外ですし、一度外に着て出たパジャマのまま再度ベッドに潜り込む気にもなれませんし。

洗濯物を干し終わると、起きてから何も口にしていなかったことを思い出します。

するとベストなタイミングでコーヒーの良い香りが鼻孔をくすぐります。

妻が素敵なブレックファーストを用意してくれているのです。

私はレースカーテン越しに差し込む陽光にキラキラと輝く妻を愛でながら、朝食を楽しみます。

素敵な食事を楽しんだあとは、お待ちかねのダラダラタイムです。

でもさすがに歯を磨かないままベッドに上がることはできませんので洗面台に向かうと、歯磨き後ついつい洗顔とスタイリングも流れでやってしまいます。

さっぱりと目が覚め、とても清々しい気分です。

ベランダから聞こえてくる鳥のさえずりが、まるで「おいでおいで」と言っているように思えます。

嗚呼、こうなるともう計画はめちゃくちゃです。

本当は何を気にするでもなく一日中ベッドの上でダラダラしているつもりだったのに、午前中からお出掛けしてしまうという体たらく。

必然的にお昼ごはんは外食となり、雑貨屋さんなどをめぐり、夕食分の買い物をして帰宅する。

私が洗濯物を取り込んでたたんで収納している間に、妻が夕食を用意してくれる。

食後、軽くお酒を楽しみながらお気に入りの椅子に身を預けていると、ハッと気付くのです。

 

『ああ、今日もダラダラし損ねた。せっかくの貴重な休日だったのに、何て勿体無いことをしてしまったのか』