『かなり』

干支に入れてよ猫

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よく『最低限の』って言うけど、何をもって『最低限』とするのか

どうも、坂津です。

朝晩は涼しいのですが、日中の暑さがまだ少し鬱陶しいこの季節。

ネクタイを締めているとちょっと外を歩いただけで汗が噴き出てきます。

オフの日のラフな格好ですら日中は若干汗ばむというのに、ビジネススタイルは本当に窮屈で暑苦しくて大変です。

なので、うちの職場では『社外の人と会う予定が無い場合は楽な格好でOK』ということになっています。

もちろんプライベートな場ではありませんので、完全に自由と言うわけではありません。

男性ならノーネクタイOKとか、落ち着いた色のパンツならスラックスじゃなくてもOKとか。

とは言え、こちらが予定していなくても、アポ無しの来客があるケースもよくあります。

そういう場合は『すみませんこんな恰好で』と対応するしかありません。

 

もしくは『居留守を使う』か。

当然ながら居留守は、そうしても良い相手(飛び込み営業など)にしか使いませんけどね。

ていうかアポ無しの来客なんて余程のことが無いかぎり会わないけどね。

 

ある日のこと。

 

来客「突然すみません、システム担当の方は?」

新人「いらっしゃいませ。少々お待ちください」

 

新人「課長、お客様がおみえになっていますが」

坂津「ん~、それ営業だね。居ないって言って」

新人「かしこまりました。そのように致します」

 

新人「坂津課長は居ないと言えと言われました」

来客「ファッ!!?」

坂津「ファッ!!?」

 

新人ちゃん、嘘は言っていません。

事実をそのまま素直に伝えただけです。

しかし、違うそーじゃない。

 

坂津「あーゆーときは『担当は不在です』だよ」

新人「はい分かりました。次回からそうします」

坂津「こっちの名前を出す必要も無いからね?」

新人「坂津課長宛てに来られてたのにですか?」

坂津「いや相手は私の名前を出さなかったろ?」

新人「システム担当の方と言われましたけども」

坂津「そ。そういう営業手法だから覚えといて」

 

実際、飛び込み営業をする場合、あたかも面識があるかのような物言いをした方が、売り込みたい商品の担当者に繋がる確率は高くなります。

やり手の営業マンだと一芝居打って

「え~と、仕入れのご担当者さん・・・え~と・・・」

「もしかして田中ですか?」

「そう!田中さんです!いらっしゃいますか?」

「ええ、こちらにどうぞ」

なんて方法で社内に入りこんだりしますから、来客には必ず相手の社名とアポの有無を確認しなければなりません。

この辺の、最低限の応対は新人研修で習ってるはずですけどね。

 

新人「分かりました。アポの有無を確認します」

坂津「うん。これからはそうしてね。よろしく」

新人「あのぅ、ひとつ質問しても良いですか?」

坂津「ひとつでもふたつでも好きなだけどうぞ」

新人「えっと『アポ』ってそもそも何ですか?」

坂津「0(:3 )~ ('、3_ヽ)_」

 

なんて教え甲斐のある子でしょう。

オラわくわくすっぞ。

 

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