『かなり』

干支に入れてよ猫

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新社会人が存在するということは新先輩も存在する

あけましておめでとうございます、坂津です。

後で悔いるから後悔。

事前に悔いることができていれば・・・。

 

やってしまいました。

新入社員歓迎会の二次会です。

カラオケに行きました。

私はこういう会社の集まりでのカラオケで、そんなに歌う方ではありません。

デンモクを押し付けられてどうしても、という状況になったら仕方なく無難な歌を歌うという感じです。

合いの手は全力で入れますけどね。

私は声がデカイので、カラオケBOXの室内程度ならマイク無しでも皆に聞こえるくらいの合いの手が入れられます。

タンバリンをシャンシャンしながら「強く強く突き出すように♪」とか絶唱するのです。

 

しかし。

 

今回は違いました。

どうやら一次会でビール⇒ワイン⇒焼酎というチャンポンをキメたのがまずかったのだと思います。

完全に前後不覚に陥ってしまいました。

会社の中でもごく限られた、気心の知れた面子のときにしか歌わない禁断の変態ソングを、新入社員の前で大熱唱してしまったのです。

スーパー!サマー!アックスボンバー!ラブハンター!06!

スーパー!サマー!アックスボンバー!ラブハンター!06!

 

 

新人『・・・』

坂津「久々に歌っちゃったよ~♪」

新A「さ、坂津課長って、意外とハジける方なんですね・・・」

坂津「ん~?そう?こんなの序の口だけど」

加納「それはまた次回の楽しみにしておきましょうか」

 

加納くんのスーパーファインプレーによって、私の暴走は食い止められました。

しかし。

だんだんと酔いがさめてくると共に「やっちまった感」がふつふつと湧き起こってきます。

恥ずかしくて死にそうです。

こんな醜態をさらした後、どんな顔をして新人研修の講師をすれば良いというのでしょうか。

もう会社行きたくない。

 

そう、新人研修の講師は私なのです。

 

しかし駄々をこねても明日はやってくるのです。

私がどんなに嫌がろうと地球は回り時計も回り、朝はやってくるのです。

もう何事も無かった体で推し進めるしかありません。

坂津、推して参る。

 

坂津「おはよう。先週はお疲れ様」

新人『お疲れ様です!』

坂津「今日からビシビシいくから、気を引き締めてね」

新人『はい!』

 

何だ。私の気にし過ぎか。

新人たちは入社式からの緊張感を保ったままです。

ざっくりと社会人マナー研修が終了しました。

 

坂津「と、いうわけだ」

新人『ありがとうございます!』

坂津「じゃあ、何か質問ある?」

新A「はい!」

坂津「じゃあA君」

新A「課長は、いつ頃からグループ魂が好きなんですか?」

坂津「は?」

新A「実は僕も“君にジュース”が好きで」

君にジュースを買ってあげる - Wikipedia

坂津「マジかー(゜Д゜;)ーッ!」

新B「あ、僕もです」

坂津「え?そーなの?マジで?」

 

よく分からないうちに雑談が弾み、和やかムードのまま研修が終了しました。

新人たちがどうかは知りませんが、少なくとも私の気分は晴れやかです。

 

加納「課長、研修どうでした?」

坂津「とても気遣いのできる良い子たちだったよ」

加納「そうですか。僕の初めての後輩なので、良かったです」

坂津「そっか、そーだよね。うんうん。良かった良かった」

 

 

新A「加納先輩、先輩の言われた通りにしておきました!」

加納「うん。課長から聞いたよ」

新A「あれで大丈夫だったでしょうか?」

加納「坂津課長もご機嫌だったし、君らの評価も良かったよ」

新B「ありがとうございます!」