どうも、坂津です。
ちょっとクサクサした気持ちで書いた記事なので、口調が乱暴になっています。
そーゆーのが嫌な方は読まないでくださいね。
最近、勤務先での不適切な行為をSNSにアップし、それが炎上して企業に著しいダメージを与える行為を『バイトテロ』という名称でカテゴライズしているようですね。
阿呆なの?
あれがテロル?
ふざけんじゃないよ。
テロリズムを馬鹿にすんな。
暴力的手段に打って出ている時点でテロリスト達は救いようのない愚道を選んだことに違いありませんが、彼らには『そうまでして訴えたい政治的信念』があるんです。
少なくとも自分たちの命を張って、自らの主義主張を届けようとしているんです。
それをさ。
単なる享楽目的で、数日単位どころか数時間先のことも想像できないような無思考状態の愚者共が、事の重大さも理解できないまま無邪気に兵器のボタンを押すことを、テロと呼ぶのか?
あれらの行為のどこに『訴えたい信念』『伝えたいメッセージ』『届けたい想い』が在ると言うの?
あんなモノはね、テロじゃなくて『遊戯』ですよ。
深読み厨は言うでしょう。
労働環境に対する不満が鬱積したためだ。
対価として見合わない低賃金への不満だ。
不十分な教育制度の実害が顕在したのだ。
とかナンとかカンとか。
ねーよ。
あいつらにそんな大層な主義主張なんて無いの。
自身の努力とか能力とか全部を棚上げして、ただ現状に対する漠然とした不満だけが溜まってる『危険物』だよ。
我々はそーゆー不平不満を『人に迷惑を掛けない方法で消化する』ことで社会と個人を両立させて生きています。
そして解消行為に及ぶ前段階として、少なくとも『想定』『想像』『判断』というステップを踏むのです。
・自分の行為が影響する範囲の『想定』
・どんな反応が起きるかの『想像』
・それが自身の中にある規範と照らして可か不可かという『判断』
これらの思考は私たち人間が個の集合体である『社会』を形成し、その『社会』が十全に稼働して実益を上げ、その利益を個人に還元するために必須な機能です。
単純に考えてください。
私たちが全員『想定』『想像』『判断』しない存在だとしたら、社会なんて一瞬で滅んでしまうでしょう?
いま徐々に日本という枠組みの社会が死につつあるとしても、それでもまだ辛うじて体裁を保っていられるのは、大多数の人間が『想定』『想像』『判断』できているからです。
そして、これが出来る人はあんな馬鹿な動画をSNSにアップしたりしません。
何か訴えたいこと、報せたいこと、伝えたいことがあるなら、もっと別な手段を用いるでしょう。
愚行に走ってしまう彼らを取り上げ『教育マニュアルの整備を』『働く環境の改善を』という論点のすり替えは止めましょう。
それは別問題です。
できてしまった癌に対して切除するのか放射線を用いるのか薬を使うのか、そういう話をしている最中に『癌にならない食事を』『規則正しい生活習慣を』なんて言ってるようなモンでしょう。
いつまでも『経過観察』できるワケじゃないと、もう皆さん薄々ながら気付いているんじゃないですか?
『想定』『想像』『判断』できないという背景には『危機感の無さ』という要因も充分に影響していると思います。
彼らの『遊戯』に対し、法的措置を断行しようとしている企業もあるそうですね。
素晴らしい。
英断だと思います。
我々はいい加減に『加害者過保護』の思考から脱却すべきなのです。
SNSをめぐるトラブルと労務管理―事前予防と事後対策・書式付き
- 作者: 〓井岡芹法律事務所
- 出版社/メーカー: 民事法研究会
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る