『かなり』

干支に入れてよ猫

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エコー画像で我が子との絆を確信

どうも、坂津です。

きっと誰にも伝わらないと思います。

 

妊娠6ヵ月となった妻に連れられて、初めて検診に同行しました。

エコー画像で我が子を視認することができるそうです。

 

妻「旦那よ、覚悟をしておくのだぞ」

私「ん?何の覚悟?先生が怖いの?」

妻「じゃなくて号泣しちゃう覚悟を」

私「エコー画像見て?まっさか~w」

妻「パパは意外と多いみたいだよ?」

私「ウルッとするくらいはあるかも」

妻「とにかく病院内は静かにしてね」

 

とは言え、妻が一人で受けてきたこれまでの検診でもエコー写真は貰っていて、それをしっかり見ていた私。

我が子の白黒超音波造影写真への耐性はついているのです。

 

総合病院の中の産科エリアに到着すると、想像以上に男性の姿が多いのに驚きました。

待合いスペースのベンチにズラリと並ぶ男性陣。

 

妻「さすが休日はお父さんが多いね」

私「いつもはもっと少ないのかな?」

妻「平日はあんまり見かけないかな」

 

見れば小さな子供を抱っこした男性もチラホラ見受けられました。

私のような父親見習いではなく現役父親黒帯の方々は、やはり検診の待合い姿にも風格があります。

そんな変な感心をしていると、診察室の扉が開いて名前を呼ばれました。

 

看「坂津さ~ん。坂津ラブさぁ~ん」

私「よよよよよ呼ばれたゾッ!!!」

妻「うん分かったから静かにしてね」

 

妻が先に部屋に入り、そして1分ほどあとに私が呼ばれました。

診察台に仰向けで寝ている妻と、その横に先生が居ました。

私は妻の頭側に置かれた椅子に座ります。

妻の脚側上部に備え付けられたモニタにエコー画像が映るようです。

全体的に丸みを帯びた、電気シェーバーのような美顔器のような器具に先生がジェルを塗り、妻の腹部に押し当てます。

すると、モニタに妻のお腹の中が映し出され・・・何がどう映っているのか全く分かりません。

それでも先生は画像の中の何かを示しながら説明をしてくれました。

 

医「ここが小脳で、これが脳幹です」

私「ほほう(何一つ分かってない)」

医「ここにあるのが胃袋と膀胱です」

私「ほほう(何一つ分かってない)」

 

ここらへんで私は『感動して号泣』という路線が無いことを確信しました。

だって何が何やら分からないんですもん。

白黒のロールシャッハを見せられたところで何の感動もありません。

 

しかし。

 

医「ああ、どうかな、う~ん・・・」

妻「どうしました?何か変ですか?」

医「いや、手で顔が隠れてますねぇ」

医「恥ずかしがり屋さんなのかなぁ」

 

今までのは我が子の内部を確認するための画像で、姿かたちを映し出すのはこれからだったようです。

そして、先生としては私が初めてエコー画像を見るというので、顔を隠している姿勢が残念だと言いたかったようなのですが。

 

しかし。

 

私「シィーザァーッ!!!!」

妻「シィーザァーッ!!!!」

医「ど、どうしました坂津さん!?」

 

我が子の全体像が確認できたとき、その姿勢、体勢、ポーズを刮目かつもくしたとき、私は我が子との血の繋がりを確信しました。

ちょっと上手く表現できてないのですが、こんな感じです。

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私「間違いなく・・・シーザーだな」

妻「どう考えても旦那の子だよねぇ」

医「あのぉ、坂津さん?シーザー?」

私「坂津じゃなくてツェペリですよ」

医「は?」

私「貧民街時代のテンションですよ」

 

そう、あろうことか我が子は、ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流シーザー・アントニオ・ツェペリだったのです。

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見てください。

このポーズです。

そして10カ月ほど前の記事で晒した私の写真がこちらです。

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比較してみましょう。

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私「うううっ・・・我が子だ・・・」

妻「良かったね何より深い絆だねぇ」

医「あの、坂・・・ツェペリさん?」

 

先生としては顔が隠れてて残念でしたねって言うパターンだったようなのですが、私と妻にとってはこれ以上無い程『我が子のパフォーマンスを実感する』出来事でした。

誇り高き血統を受け継いだ我が嫡男は、シーザーと命名されることになりました。