どうも、坂津です。
『ネット経由で知り合った方と会う』という経験をしました。
38年間の人生で、初めてのことです。
事の発端は、いつもお世話になっている長田克樹先生(id:nagatakatsuki)でした。
nagatakatsukioekaki.hatenadiary.jp
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私は趣味でイラストを描いたり小説を書いたりしています。
しかしそれは何か目標を定めて行われるものではなく、妄想が勝手に膨らんで自動的に形作られ、どこへともなく垂れ流されるというものでした。
そんな私に、長田先生は『場』を提供してくださったのです。
「
※実際にはこんなに軽くありません。
この出会い以降、私は私の妄想を『創作意欲』と名付け、長田先生が用意してくださった箱庭の中に投げ入れて遊ぶようになったのです。
で、こちらの長田先生が。
お盆休みの前に。
ツイッターのDMで。
「ソッチ行くからツラ貸せや」
※念のため書きますが、本当は私からお誘いしてご快諾いただいたんですよ。
私は戦慄しました。
日頃のやりとりから垣間見える長田先生の印象と言えば『筋トレ』&『えっち』です。
下手なことを言おうものならきっと握り潰されて(物理的に)しまうでしょう。
丸太のように太い腕で首をへし折られるかもしれません。
※お会いする前の勝手なイメージです。
という冗談はさておき。
せっかく遥か彼方からお越し下さる長田先生に、私はどんなオモテナシができるだろうと考えました。
しかし私のようなオッサン1人でできることなどタカが知れています。
私は考えました。
何か、何か面白いものを用意しなければ。
さて、あっと言う間に時間は過ぎ去りXデーは訪れました。
ホテルまで長田先生をお迎えにあがります。
坂津「ッ!?」
長田「あ・・・」
私は驚愕しました。
想像してたんと違う!
上のイメージ絵をご覧いただければ分かると思いますが、私が想像していた長田先生はコロッセオで戦いそうな屈強闘士だったのです。
なのに、なんというか・・・こう・・・ホトケのようなお方だったのです!
指先ひとつでDOWNさせられる気満々だった私はとても安心しました。
アミバだと思ってたらトキだった、そんな安心感です。
坂津「な、長田先生、ですよね?坂津です」
長田「どうも、はじめまして!」
そしてお若い!
事前に年齢はお伺いしておりましたが、それにしても若い!
少年のような澄んだ瞳で見詰められてキュン死するかと思いました。
坂津「朝早くからすみません」
長田「大丈夫ですよ。5時には起きてますから」
坂津「早えぇ(笑)ちょっと移動しますね」
長田「どこに連れて行かれるのか(笑)」
私は行き先を告げずに長田先生を誘拐しました。
朝食がまだだということで、軽くコーヒーでも飲みましょうと言いつつ喫茶店に向かいます。
ホテルの近くではなく、わざわざ車で1時間ほどの距離を走って。
しかも、目当てのお店があるわけじゃないのに。
一体どういうつもりかって?
実は私、とある秘策を用意しておりました。
長田先生に対するオモテナシが、私一人では難しいと考え、密かに応援を要請していたのです。
無謀にも私、りと先生(id:rito-jh)をお誘いしていたのでした。
りと先生は天帝の名を欲しいままにしている神絵師様です。
スーパークオリティの作品を次々に描かれつつ、さらにサラリーマンという勤め人としての社会的地位を確保し、さらにさらにご家庭における夫業、父親業を見事にこなしておられる偉人です。
何足のワラジを履こうと言うのか。
このような立ち居振る舞いと、日頃のやりとりから垣間見えるりと天帝の印象は『キレ者』&『えっち』です。
で、私はツイッターのDMを送りました。
すると。
「その日は
※念のため書きますが、本当はご多忙のなか無理やり時間を作ってくださいましたよ。
なんという
秒キザミのハードスケジュールをこなすりと天帝が、奇遇にも近所を訪れるタイミングがあり、そして若干の時間的猶予があると!
てゆーか、そもそも私とりと天帝も面識ありませんからね。
いきなり何の前触れもなくDMで「会おうぜ」と持ちかけた私はザ・非常識。
それなのに本当、よくぞご快諾いただけたものだと感謝感激であります。
私は長田先生に、りと天帝が来られることを極秘としました。
サプライズってやつです。
智将りと天帝が「待たせたね、お前たち」なんてクールに登場すれば長田先生もさぞお喜びになるはずです。
※お会いする前の勝手なイメージです。
私はさり気なくスマートなホンを操作して、フラリと入った喫茶店の名前と場所をりと天帝にDMします。
坂津「よしっ」
長田「どうかしましたか?」
坂津「い、いいえ!何でもありません!」
極めて怪しい私になんら詮索をしない優しい長田先生。
そして邂逅のトキが訪れます。
カランカラン・・・
喫茶店のドアがベルを鳴らして開きました。
坂津「ッ!?」
りと「あ・・・」
私は驚愕しました。
想像してた通りや!
いや、上のイメージ絵がその通りってワケじゃないんですけど、私の中にあった天帝像がそのまま入店してきた感じです。
坂津「こちらです!」
りと「あ、どうも」
長田「???」
りと「はじめまして、りとです」
長田「ッ!?」
坂津「へっへっへ」
で、三人とも初対面と言う奇妙な一席が設けられました。
会話の内容は極秘中の極秘ですのでここで明かすことはできませんが、とにかく有意義で楽しい時間でした。
決してえっちな話はしていませんよ。
こんな機会を作ってくださり、遠路はるばるお越しくださった長田先生、そして無謀なお誘いにも関わらずご快諾くださったりと天帝、お二人の慈愛に充ち溢れたお人柄によって、私はこの時間を満喫することができたのです。
本当に、お会いできて光栄でした。
その後、制限時間いっぱいとなったりと天帝が帰られ、長田先生と私はお昼ご飯を食べるために喫茶店を後にしました。
坂津「天帝、良い方でしたね」
長田「素晴らしいサプライズをありがとうございました」
坂津「お気に召して頂けたなら幸いです」
長田「実は僕からも、ちょっとお土産がありまして」
坂津「えええっ!?あ、ありがとうございます!」
長田「お気に召して頂けると良いのですが」
このあと私たちは美味しいものを食べ興味深いものを観て積もる話をしつつ、時間を忘れてキャッキャウフフしました。
そして楽しい時間というのは過ぎ去るのがとても早いものです。
あっという間に夜になってしまいました。
長田先生をホテルへ送り、帰宅します。
私「ただいま~」
妻「おかえり~。ん?この箱は?」
私「ああ、長田先生からお土産だって」
妻「開けていい?」
私「もちろん」
妻「おお!なんかCDがいっぱい入ってるよ」
私「こここここれは!!!」
東方projectの最新作と東方アレンジの数々ッ!!
妻「何なのこれ」
私「(説明めんどくせぇ~・・・)た、宝物」
妻「ふ~ん。あ、缶バッヂも入ってるよ」
私「ふおおおおおおッッッ!!!」
妻「そ、そんなにテンション上がるものなの?」
私「当然だッ!」
妻「・・・そう」
私「コレは素晴らしい逸品をデュフフwww長田氏に感謝せねばコポォwww」
妻「あ、箱の底にまだ・・・」
私「何?」
妻「・・・」
私(う、薄い本んんんーッッ!!!長田先生ええぇぇぇぇーッ!!!)
妻「ナニコレ」
私「さ、さとり様・・・」
妻「・・・は?」
私「いや、でも、まぁ・・・セーフだよ?ギリギリセーフ・・・」
妻「まだあるみたいだけど?」
私「うはあああぁぁぁぁぁ!!!」
妻「アウトォォォー!!!」