『かなり』

夏の気配が・・・消えた・・・?

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無自覚ではいられない!

どうも、坂津です。

今日も、ちょっと恥ずかしい話です。

※割と激しい下ネタなので耐性の無い方はお戻りください。

 

ある日、いつものようにトイレで用を足していました。

私は基本的に毎日スッキリ快便なのですが、その日は少し違っていました。

どうにも爽快感が無いのです。

解放感というかフィニッシュ感というか、出し切った感がいつまで経っても得られないのです。

まぁそういう日もあるか、と割り切ってふと、便器に視線を落としました。

 

そこには。

 

(・・・んぎゃあああああーッッッ!!!!)

 

喉まで出かかった悲鳴を押し戻しつつ、辛うじて声を出さずに済みました。

しかし心臓は爆音で鳴り響き、頭の中は一瞬でパニックです。

なんと、便器の中の水が真っ赤に染まっているではありませんか。

でも痛みとかそんなのは全くありません。

 

「せ、生理・・・?」

 

とにかく動揺しまくった私は有り得ない仮定に思いを馳せつつトイレットペーパーを手に取り「優しく触れていいですか?」と自らの尻に問い掛けました。

当然ながら返事はありませんでしたが私は意を決し、諸国を漫遊する水戸の御老公様に折り畳んだ水溶性紙を押し当てます。

そして恐る恐るペーパーを見ると、予想を裏切ること無く真っ赤な状態を確認することができました。

 

トイレから出た私はこの重大事案を妻に告白すべく、神妙な面持ちで妻の前に正座しました。

 

私「ラブやん、大事なお話があります」

妻「どーしたの真っ青な顔しちゃって」

私「旦那は重篤な病に冒されています」

妻「え・・・2次元オタクってこと?」

私「それも大病ですがもっと別のやつ」

妻「ふむ。詳しく聞かせてもらおうか」

私「さっきトイレですごい量の出血が」

私「きっと大腸に深刻な病巣が在るか」

私「もしくは凶悪な寄生虫が棲んでる」

妻「落ち着け。それ普通に痔じゃね?

 

 

というわけで、私は生まれて初めて肛門科に行くことになったのです。

 

 

私が住んでいる付近では、そこそこ名医として有名な病院をチョイスしました。

病院が苦手とか嫌いとか、別にそんな感情は持っていない私ですが、しかし今回ばかりは異常に緊張していました。

だって初めてなんだもん。

 

それにしても待合室に人の多いこと!

こんなにもお尻にお悩みを持つ人口って多いのか!

そんなことを考えつつ、私は壁面に貼られているポスターを閲覧します。

 

『日本人の約70%は痔!』

『恥ずかしいことじゃないから早めに受診!』

『放っとくとトンデモナイことになるからマジでな!』

 

なんかそんなことが書いてありました。

どのようにトンデモナイことになるのか詳しく知りたいような、知りたくないような複雑な気持ちでした。

尻だけに。

 

そんなこんなしていると、とうとう私の順番がやってきました。

私はガチガチに緊張しながら診察室の扉をくぐり、先生の前に座ります。

 

先生「はい、今日はどうされましたか?」

坂津「排便時に大量の出血がありまして」

先生「それは毎回かな?今回だけかな?」

坂津「今回が初めてで、すごい量でした」

先生「ん。じゃあ診るから横になってね」

坂津「えっ、えっと、どうすれば・・・」

先生「膝を抱えて寝てくれれば良いから」

 

こちらとしては相当に深刻な相談といった感じですが、先生は流れ作業の一環というような雰囲気でちゃっちゃと進行していきます。

まだ心の準備が何もできていないまま、私は生まれて初めての恥ずかしポーズを強いられることになりました。

 

ちなみに私が想像していたよりもずっと恥ずかしく無い体勢でしたが、それでもやっぱり恥ずかしいポーズでした。

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そして運命の時は訪れます。

これまでずっと、出口専用としてその役目を全うしていた私のExit Gateに、ついに侵入者が!

 

「ここは出口専用だ!何人たりとも立ち入ることは許さん!帰れ!」

 

門番である括約筋が大活躍します。

彼は当たり前に自分の任務を全うしているだけなのですが、しかし先生には通用しません。

 

「はい、力抜いてね~」

 

「・・・ぅぁ・・・」

 

無理です。

 

声を抑えるなんてできませんでした。

 

だってものすごく・・・痛いんです!

 

 

坂津「いだだだだっ!!」

先生「ん~、こっちは?」

坂津「あだだだだっ!!」

先生「じゃあこれは~?」

坂津「ふおおおおおっ!」

先生「なるほどなるほど」

 

 

未だかつて味わったことの無い感覚です。

「えっ、そんな場所でそんなに暴れ・・・ちょ、指まわしちゃ・・・ぐりぐりしないでぇぇぇ!!」

なんて余裕もないほど必至で膝を抱えていた私でした。

 

 

先生「う~ん。一時的なイボ痔だろうね」

坂津「つまり、どういうことだってばよ」

先生「まぁ『ふんばり過ぎ』ってことだ」

 

先生曰く、排便時にあまり出そう出そうと力を入れ過ぎるのが良く無いらしいのです。

あんまり力むと血管を圧迫してしまい、血液溜まりみたいなのが出来ちゃうんだとか。

そもそも、普通血管には『逆流防止弁』という機能が付いています。

灯油を汲みあげるしゅぽしゅぽするやつに付いてるみたいなやつね。

逆流しないように、一方向だけに流れるための蓋みたいな形状のね。

でも、肛門周りの血管にはなぜかその逆流防止弁が無いんですって!

便はあるのに弁が無いとかマジで勘弁!

人体構造における最大の欠陥だなこれ!

血管だけに!

 

まぁつまらない冗談は置いといて。

(つまらないけど)つまり、逆流防止弁が無い血管なのでその辺は元々血液が滞留しやすい上に、括約筋でぎゅうぎゅう締めつけたりすると逃げ道を失った血がコブみたいになっちゃうんだってさ。

んでそれが日に日に大きくなって、どこかのタイミングで破裂しちゃうんだそうな。

 

と言うわけで、特に重篤な病に冒されているわけでも寄生獣が棲みついているわけでもなかったことに胸を撫で下ろしたのでした。

 

ただ、この状態を放置しておくと慢性的なイボ痔、つまり痔核じかくに悩むことになってしまうそうです。

一度発生した血液溜まりはまた同じ個所で発生しやすい状態になっているんだとか。

自覚は無いのに痔核が有る状態になっちゃうんだよ!

怖いね!

 

なので以下のコトに気を付けるよう、ご指導いただきました。

 

・100%全部出し切ろうとしない(力み過ぎない)

・食物繊維がすごい大事

・水分もかなり重要

・違和感があったらすぐ受診して薬を塗る

・とにかく放置しない

 

この私の恥ずかしい経験が、どこかで誰かのお役に立てれば幸いです。