『かなり』

干支に入れてよ猫

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子「バナナ!」

どうも、坂津です。

息子と近所を散歩していると、同じく子連れで散歩中の方々と遭遇します。

特定のママ友、パパ友がいるワケじゃありません。

もしかしたら何度か会ってるのかも知れませんが、私は覚えていませんし、相手も初対面の構えです。

軽く会釈してお互いに距離を保ちつつ、微妙な空気にならないよう配慮するのが大人のたしなみ。

しかし子供はそうはいきません。

2人の男の子を連れたお母さんと遭遇したときのこと。

 

子A「メダカだ!」

子B「違うよコイだよ!」

息子「バナナ!」

坂津「あれはね、ハヤっていうお魚だよ」

子A「はや?」

子B「はや!!」

息子「バナナ!」

子A「お母さん!あれハヤっていうんだって!」

母親「あらそうなの?すみません騒がしくって」

坂津「いえいえ、元気で良いですね」

息子「バナナ!」

子B「あれもハヤ?」

坂津「あれはライギョだよ」

子A「らいぎょ!」

子B「らいぎょ!」

息子「バナナ!」

母親「詳しいですねぇ」

坂津「いえいえ、そんな。身近で会える生き物だけですよ」

息子「いえいえ。いえいえ」

母親「そう言えば最近、あんまり亀を見なくなりましたね」

坂津「ああ、冬眠の準備を始めてるのかもしれませんね」

母親「冬眠するんですか!?」

坂津「ええ、しますよ」

子A「はや!」

子B「らいぎょ!」

息子「ばなな!」

母親「亀が冬眠するなんて知りませんでした」

坂津「水温が15℃前後になるとあんまり動かなくなりますね」

 

ってことがあったんだよと、帰ってから妻に話しました。

 

私「まさか亀が冬眠するのを知らないなんて」

妻「いやいや、亀なんて興味無い人が大半だから」

子「いやいや。いやいや」

私「え?だって視界に入るトコに居るのに?」

妻「見えてても視てないものなんてたくさんあるでしょ」

子「みーてーなーいー?」

私「じゃあカエルにもザリガニにも興味ないの?」

妻「無ぇよ」

子「ねーよ!」

 

自分の中の常識が世間一般と乖離しているのかも知れないと思い始めた41歳の秋でした。