どうも、坂津です。
めっちゃイイお店にめぐり合いました!
アンティーク家具やレトロ雑貨のお店、
ここ最近、新居へ引っ越すタイミングに合わせて家具を新調するために家具屋さんや雑貨屋さんを巡っています。
その行脚の甲斐あって、素敵な出会いとなりました。
妻「旦那よ、今日はシェルターに行くよ」
私「どう詰めても2人しか入れない所?」
妻「じゃあ旦那は外に残って扉閉めてね」
私「トキ役を譲ってくれるの?優しい!」
妻「戯言はいいからナビをセットしろや」
くだらない会話をしつつ、お店の住所をカーナビにセットしてスタートです。
なにせ、所在地がちょっぴり山奥というか何と言うか、初めて訪れる方には少しハードルが高い場所にあるのです。
でも1度辿り着いてしまえば何てコトはありません。
『オボエタゾ』
高速道路のインターも近いので他県から来られる方も多いようですし。
ナビに従って川沿いのちょいと細い道を走り、山側へ逸れてすぐにお店が見えました。
もう入り口からして『ザ・アンティーク&レトロ』です。
昭和の薫風が漂うアイテムたちが私たちを歓迎してくれました。
妻「うわ、もう入る前から素敵すぎるね」
私「この自転車とか置き物として欲しい」
店内に入ると更に多くの品々に圧倒されました。
妻「ああ!なに!?ここは天国なの!?」
私「この車をリビングに置きたいです!」
妻「それはさすがに建てる前じゃない?」
私「だよね。分かってるよ大人だからね」
妻「じゃあその超残念そうな顔をやめな」
私「はい…こっち側は雑貨がいっぱい!」
妻「カップもソーサーもグラスも素敵!」
私「この辺をそっくりそのまま欲しいね」
妻「それは宝くじが当たったらの話だな」
私「はい…ややっ!二階もあるですぜ!」
妻「ホントだ!ん?奥行きも意外と広い」
私「あ、奥に何かディスプレイしてある」
お店の奥には『昭和』が在りました。
当時の映画広告がズラリと並んでいます。
単に商品を陳列するだけでなく、当時の風景を再現したかのような配置に感嘆です。
んで妻とやいのやいの言いながら店内ではしゃぎまわっていたら、店員さんに声を掛けられました。
お店のオーナーさんでした。
「どちらから~?」「地元です~」みたいな会話から、アンティーク家具についての豆知識までめっちゃ気さくにお話をしてくださり、妻と二人して興味津津で根掘り葉掘りしちゃいました。
そんな中で、とても良いコトが聞けたのでご紹介を。
まず妻と店内を見て回っていたとき、二人で口々に言っていたのが「え?この値段て間違ってない?やっす!」です。
今までアンティーク家具や雑貨のお店はそこそこまわりましたが、その辺の感覚からするとだいたい半値から1/3くらいの値札が付いていました。
そのカラクリについてのお話しです。
こちらのお店では、アンティーク&レトロアイテムを仕入れたときに、水拭きとか必要最低限の掃除しかしないそうです。
で、購入するお客さんの要望に合わせてお手入れをするんだそうです。
つまり、多くのアンティーク家具は、店頭に並ぶときにはすでに『商品化』するために修理や補強や仕上げなど、手が加わったものなんだそうで。
しかしこのお店では、お客さんの趣味趣向によっては、その気遣いが逆に家具の付加価値を失ってしまうケースもあると考え、敢えて現状のまま保管し、ニーズに合わせた後処理をしてくれるというワケです。
例えば木製テーブルの表面を研磨するだとか、オイル仕上げにするだとか、コーティングするだとか。
ご要望とあらば違う木材を使ったり、サイズオーダーなんかも出来るそうですよ。
お客さんの「こんな風にしたい」を、その都度そのまま実現してくれるお店なのです。
要するにお店の商品に付いていた値札に書かれていたのは『本体価格』だったのです。
それに、要望に合わせた『加工費』がプラスされると言うことでした。
そこで私は(なるほど、仕上げ加工分を足したら市場価格と同じくらいになるって寸法か)と内心で納得しました。
しかしその浅慮はすぐに、オーナーさんの言葉で覆されることになりました。
「ちなみに、その棚だと直して仕上げて、ん~、コレくらいですかね」
提示された金額は、それでも市場価格の2/3ほど。
物によっては半値以下も。
本当にそんなので大丈夫なのかと心配になるような価格でした。
もう少ししたら入居説明会があり、来月には部屋の中に入ることができるようになる新居。
そしたら細部まできっちり計測してぴったりの家具を揃えていくことができます。
エモいこと山の如し。
帰り際、オーナーさんがハガキをくれました。
そこには『7月14~17日、イベントやるからネ』と書かれてありました。
絶対に行くッ!!