『かなり』

干支に入れてよ猫

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自分が使っているシャンプーが思ってたより高額だった

どうも、坂津です。

新事実に気付いて驚きました。

以前に少しお話した、私の頭髪の件です。

毛髪貧乏、略してケビン。

妻は私に「ケビンにならないでね」と言います。

それはさすがに不可抗力だよ~と笑ってスルーしてきました。

 

さて私、毎日の洗髪はシャンプーのみです。

リンスもトリートメントも、ましてパックなどは使用しません。

次々と伸びては生まれ変わる髪に、なぜそんなケアをせねばならんのかと考えていました。

1cmほどの短髪で、髪の毛は月に1cmほど伸びて、それを毎月1cm切る。

傷みようが無いのです。

常に新毛。

しかし、上記のエントリでも書いてたのですが、ここ最近ずっと髪を切りに行けておらず、社会人になってからだと最も長髪な状態になっています。

すると今までまるで気にしなかった髪の毛の「きしみ」を痛感するようになりました。

 

ロン毛だった若かりし頃の私はサラサラロングヘアを大事に過保護に丁寧にお手入れをしていましたので気が付きませんでした。

 

髪ってこんなにゴワゴワするんだ。

 

さすがにトリートメントくらいは使っとこうかな。

 

そう思った私はドラッグストアへ行き、私が使っているシャンプーとセットになるべきトリートメントを探しました。

だいたいシャンプーとトリートメントって“つがい”で置いてますよね。

 

私が日々、特に何も気にせず使用しているシャンプーは妻が買ってきてくれているものです。

妻は妻用、私は私用のものを使っています。

なので商品名などはうろ覚えだったのですが、どうにか姿かたちから見付けることが出来ました。

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はッ!?

高ッ!!

ナニコレ!

え?

500円くらいじゃなかったの!?

妻よ!おお妻よ!

そんなに私の髪を心配してたのッ!?

 

しかし許せ妻よ・・・

私は私の頭髪にこんな大金をつぎ込むつもりは無いのだ・・・

 

そうだ。トリートメントは買わなくて良い。

妻のをこっそり借りることにしよう。

 

そしてその晩、私は法外な値段のシャンプーで洗髪したあと、こっそり妻のトリートメントを拝借したのです。

 

なんっじゃこりゃあああぁぁぁぁーッ!!

 

ついさっきまでゴワゴワのギシギシだった私の頭髪が、てろんてろんのたゆんたゆんのぬるんぬるんにィィーッ!!!

 

例えるならそう!麻紐が絹糸になったかのような!

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頭髪とはこんなにも激しくツンデレするものだったのか!?

今までどんだけツンだったんだよ!

なんだこのデレ具合は!

トリートメント一発でこんなにデレるものなのか!

 

も、もうちょっとだけ使ってみようかな・・・

 

ッ!?

 

ナニコレすごい!

てろんてろんのたゆんたゆんのぬるんぬるんだった頭髪は、2回目のトリートメントでふにゃんふにゃんのでれんでれんになってしまったではないか!

 

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こ、これは何かすごく効果があり過ぎて、逆に劇薬なんじゃないかと疑ってしまいたくなるレベルだぞ・・・。

 

私は妻専用トリートメントを手に取り、そのラベルを確認しました。

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ごく普通のジュレームでした。

私のmaroと比べれば半額ほどのジュレームでした。

あの、松がCMしてるやつでした。

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あ、違います。六ツ子の中には居ない松です。

潤が付くほうの松です。

 

あまりの頭髪変化に驚愕し過ぎて思考がオカシイことになっています。

 

そんな異次元洗髪をどうにか切り上げ、私は立ち上がりました。

 

すると。

 

ッ!?

 

私は驚いて後ろを振り返りました。

当然、誰も居ません。

周囲を見回しても、狭い風呂場には私以外に誰も居ないのです。

 

しかし明らかに、妻が居るような気がしたのです。

不思議に思いながらバスルームから出て体の水気を拭き取ります。

そして髪の毛をガシガシ拭きました。

私は髪の毛を拭くときに前屈の姿勢になる癖があります。

拭き上がると同時に状態を起こした瞬間、また妻の存在を感じました。

しかし妻の本体はリビングに居ます。

 

ここでようやく気が付きました。

 

ジュレームです。

 

あのトリートメントの香りが妻の香りなのです。

 

いや、妻にはいつも「良いニオイがするなぁ」と思ってたんですよ。

謎を解いた私はリビングで美容パックをしている妻に話しかけます。

パック中の妻は基本的にしゃべりませんので、私が勝手に語りかけるだけですが。

 

私「ねぇラブやん、衝撃的な事実が判明したよ」

※私の妻に対する二人称は“ラブやん”です。

妻「?」

私「さっき体験したことをありのまま話すぜ?」

妻「(゚ー゚)(。_。)」

私「ラブやんが居たと思ったらそれはジュレームだった」

妻「( ̄ー ̄?)」

私「いや、髪がギシギシだったからトリートメントを借りたんだけど」

妻「( '-' )( ,_, )」

私「髪の毛を動かすたびにすげー良い香りがするの」

妻「(~∇~;)」

私「ラブやんの正体はジュレームだったんだね~」

妻「ふっふっふ・・・それで我の正体を見抜いたつもりかえ?」

私「口動かしていいの!?」

妻「私の正体はジュレームだけにあらず!」

私「えー・・・」

 

美容と健康に並々ならぬ意識の高さと意志の固さを持つ妻は、使っている化粧品や飲んでいるサプリなどについて詳細に教えてくれました。

 

妻「というわけで、これらすべてが私の正体である!」

私「お、おぅ・・・」

妻「ちなみに旦那のシャンプーもね・・・」

※妻の私に対する二人称は“旦那(だんな)”です。

私「ああ、知ってる。アレ高いのな!次からもっと安いのd・・・」

妻「ダメ!」

私「シャンプーひとつでそんな変わらないって」

妻「諦めたらそこで試合終了だよ?」

私「何の試合だよ出場した覚えねーよ」

妻「最後の一本になっても私は諦めない!」

私「ラスイチ?それむしろ諦めてくんねーかな!?」

妻「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!」

私「それ自分自身に言うやつじゃね?」

妻「覚悟とは、、、犠牲の心ではないッ!覚悟とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!」

私「ちょっと方向性が変わってきてない?」

妻「我が生涯に一片の悔いなし!」

私「あー、逝った・・・」

 

やはり妻は私がケビンになることを嫌がっているようです。

でも実際に砂漠化が始まったらどうなるんだろ。

植毛しろとか言われるのかな。