どうも、坂津です。
秋葉原が聖闘士星矢まみれになってるのを見て初めて30周年ということに気が付きました。
世代かと言われると微妙にズレている気もするのですが、小学生時代にアニメの放送を見ていた気がするのでやっぱり世代なんでしょうね。
物語の内容についてはまるで理解していなかったですね。
駐車場の仕切りなどに使われている鎖を見るたびに「ネビュラチェーン!」と叫んでいたくらいの記憶しかありません。
そう考えると、子供のころは何基準でアニメを見ていたのか分からなくなりました。
ストーリーが理解できていないのに、なんとなく見てたんでしょうか。
私の中の記憶でストーリーを把握しながら(もちろん子供ながらに)見たアニメの最古のものは「プロゴルファー猿」と「三つ目がとおる」だったように思います。
ともあれ“○○周年”とかそんなきっかけで昔の良作が見直されるのは嫌いじゃないです。
「新しいものを作るより楽だし一定のファン層が確保できる」みたいな動機じゃなければ。
映画「ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古」を観ました。
今さらっちゃ今さらですが。
映画監督や演劇の演出家でもあるピーター・ブルック氏が、役者に対して演技指導をしている場面を隠し撮りした映画です。
内容についてはここで紹介することも無いと思うので割愛しますが、とにかく私はかなりショックを受けました。
私は今まで「例え上司にだろうとも、間違っていると思うことは間違っていると述べる。進言したあとで、それが私の考え違いや思慮の浅さが原因だと判明すれば素直に謝罪し、考えを改める」という方針で仕事をしてきました。
つまり、思ったことは包み隠さず全部言う、というスタンスです。
疑問やワダカマリを持ったまま仕事をしたくないという考えと、もし間違いを正せる可能性があるなら、少しでも早く問題点を提示した方が良いという考えのもとです。
しかし先の映画の中で役者たちは、ピーター・ブルック氏の言葉に何の疑いも無く受け入れようとし、氏が何を言っているのか理解しようと努力していました。
私は私自身に「まず受け入れる」という姿勢が欠如していたことに気付きました。
いつの間にか「仕事、指示内容に矛盾やミスが無いか疑ってかかる」というような、斜に構えた視点で仕事に臨むようになっていました。
しかも、それが絶対的に正しく誰にも文句を言わせない、というような頑固で視野の狭い状態になっていました。
これじゃダメだな。
上司からしてみれば、なんとも使いづらい部下だったと思います。
部下にしてみれば、なんとも窮屈な上司だったと思います。
や、もちろんそんなにすぐに自分の性格を変えられるなんて思っていません。
でもせっかく気付けたので、努力してみます。
まず相手を信じてやれるとこまでやる。
映画「セッション」のテレンス・フレッチャーが相手でも。