どうも、坂津です。
妻が仕事を辞めました。
以下が妻のプロファイルです。
坂津ラブ
プライベートではある程度の融通が利くが、仕事となると全く手を抜けない生真面目さん。
そんで視野が狭けりゃ良いのに、なんだかんだと色々な問題点とかに気付いちゃって、それを無視できない不器用さん。
明確なルールと業務範囲、的確な指示と判断基準を与えておけば超絶使える部下。
その反面、「適当にしといて」「見なかったことにして」などの不明確、不適切な指示には従えないので、ルーズな上司には使いこなせない。
巨乳。
上司「じゃあ坂津さん、コレやっといてね」
ラブ「かしこまりました。いつまでに完了すればよろしいですか?」
上司「ん~、できるだけ早く」
ラブ「今コレとコレとコレの指示も頂いておりますが、コッチが優先ですか?」
上司「ああ、先に持ってた方が優先だな。コッチはそれが終わったあとで良いよ」
ラブ「かしこまりました」
・・・・その日の午後・・・・
上司「坂津さん、頼んでたアレできてる?」
ラブ「まだです」
上司「え?できるだけ早くって言ったよね?」
ラブ「はい。ですがコッチが優先とのことでしたので、まだ手つかずです」
上司「ええ~参ったな・・・それ今夜の会議で要るのに」
ラブ「ではコレの方が優先だったのですか?」
上司「会議があるんだからそうに決まってるでしょ」
ラブ「そもそも会議があること自体、初耳ですが」
上司「もういいから、早くやっといてね」
ラブ「かしこまりました」
・・・・その日の退勤時・・・・
上司「お先で~す。お疲れ~」
ラブ「あのっ、資料がもう少しで完成しますが・・・会議は?」
上司「ああ、そうだ。会議無くなったんだよ」
ラブ「・・・ではこの資料はもう不要ですか?」
上司「いや、次の会議で使うから一応作っといて」
ラブ「かしこまりました」
上司「あれ?帰らないの?」
ラブ「先に頂いていたお仕事がまだ終わっておりませんので」
上司「ふ~ん。じゃあお疲れ~」
・・・・別の日・・・・
ラブ「あの、この資料のここ、表現が間違っています」
上司「別にそのくらい構わないって」
ラブ「でも、お客様にお渡しするものですから・・・」
上司「誰もこんなとこまで読まないから、放っといていいよ」
ラブ「・・・はい」
・・・・別の日・・・・
ラブ「システムに不具合を発見しました」
上司「どんなの?」
ラブ「このような操作をしたときに、こうなります」
上司「ああ~、じゃあその操作しないで」
ラブ「えっ?でもこういうケースのお客様の場合、必ずこの操作が必要になりますよ?」
上司「そんな客、滅多に来ないって」
ラブ「ではその場合はどうしたら・・・」
上司「その時に考えようよ」
ラブ「・・・はい」
こんなことが積もり積もって地層を形成し、妻のストレスミルフィーユは危険水域ギリギリに達してしまいました。
ここに書いてる内容は私がふんわりやんわり書き変えていますが、実際にはもっとエゲツナイ事案が多発していたそうです。
そして。
ラブ「もうあの会社嫌だ・・・」
坂津「あらら。んじゃ辞めちゃえば?」
ラブ「・・・うん。明日辞めたいって言う・・・」
坂津「いやいや、もう今から電話しちゃいなよ」
ラブ「え?」
坂津「『もう明日から行きません』って言えば良いよ」
ラブ「いや、でも夜遅いし・・・」
坂津「遅くないよまだ10時だよ」
ラブ「・・・じゃあ」
坂津「うんうん。善は急げ」
普通、退職は意思表示から最低でも1ヶ月後など、就業規則などで決まっているはずです。
しかし私は妻から色々と会社の内情を聞き、恐らくきちんとした就業規則など無いだろうと思ったのです。
そもそも労働契約書すらまともに交わそうとしなかったらしいので。
妻が契約書をくださいと言わなかったら、恐らく出て来なかったと思います。
そしてその契約書には退職についての記述は一切無く、また就業規則についての資料も貰っていないのです。
なので退職時、こちらの都合でいきなり辞めても構わないと踏んだのです。
むしろそれで会社側が因縁を付けてきたらこっちのモンだくらいに思っていました。
なにしろ妻は、契約書に記載されている項目から著しく逸脱した業務内容と時間を課せられていたのですから。
ラブ「想像してたよりあっさり辞めれた・・・」
坂津「だろ?向こうだって叩けば埃が出る手口でやってんだから、遠慮すること無いんだよ」
ラブ「旦那ぁ~ありがとぉ~(;Д;)」
坂津「こっちばっかり礼儀だの常識だのセオリーだのに縛られてんじゃ割に合わねぇかんな」
ラブ「もう明日から行かなくて済む(;□;)」
坂津「ゆっくり寝なさい」
というわけで私の休日、おうちに妻が居ることになりました。
めでたしめでたし。