『かなり』

『芸術』の捉え方はそれぞれ

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故人に逢えた話

あけましておめでとうございます、坂津です。

このブログで公開しているエキサイトのアドレスにEaseUS SoftwareのEliさんという方からメールが来ました。

ほとんどいつも迷惑メールしか来ないという寂しい受信状況でしたので、始めはこちらのメールもその一種だろうと思っていました。

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エキサイトさんが私にスカルプケアを勧めてくるのに戦慄を覚えながらも、単調な迷惑メール削除作業をこなします。

しかし、当該のメールにはいつもの迷惑メールとは異なる感覚がしました。

「これはよくある詐欺メールとは違う雰囲気を纏っている」

件名を見てそう直感した私は、そのメールを開封してみました。

そこには、「EaseUS社のソフトウェアを提供するので、そのレビュー記事を書いて欲しい」という依頼が書かれていました。

正直な話、EaseUS社って何?どう読むの?えあせ・・・うす?というレベルの私になぜこんな依頼を頂いたのか分かりません。

こういうのって普段からアプリのレビューとかPC関連の小技とかお役立ち情報を発信されている「有益情報系」のブロガーさんに依頼するものじゃないの?

雑記ingであるこの私に製品紹介だと?

フハハ片腹痛いわ!

 

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ただしかし、いつもの迷惑メールじゃないと判断した瞬間に、メールの差出人であるEliさんが私の中でビジョンを持ちました。

開封直後はこんなイメージだったんです。

ああ、自動的にランダムに送られてるメールなんだろうなって。

 

それが「迷惑メールじゃない」と思った瞬間にこうですよ。

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これはもう協力するしかないって思いましたね。

Eliさんがエリさんなのかイーライさんなのか知りませんが、私は勝手にエリさんと呼ぶことに決め付けました。

 

そうと決まれば善は急げ。

とりあえず文中にある製品説明リンクにアクセスしてみました。

どうやら「間違って削除しちゃったファイルを復元できるよ」というソフトのようです。

確かに、本来では有り得ないようなミスによってデータを削除してしまい、社内の全員から射殺すような視線を浴びせられて悶絶した経験がある方も少なくないと思いますので、一定の需要はあるのでしょう。

ただ、私にとって今すぐ必要というわけでも無さそうです。

まーでもせっかくご依頼を頂いたことですし、ここでEliさんとのご縁を無駄にするのも勿体無いのでちょっと無償版でもインストールしてみっかな。

 

 

とりあえずファイルをダウンロードします。

jp.easeus.com

私の会社PCには、随時起こる諸問題を解決するためにインストールされた得体の知れないフリーソフトが数えきれないほど入っています。

今回もその一部だと思って進めましょう。

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ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックします。

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私のPCはいつも勝手に進めず「実行しますか?」と尋ねてくれる優秀な部下。

無確認のまま突っ走って大クレームを持ち帰る営業マンには見習ってほしいところです。

とりあえずEliさんには勝手に全幅の信頼を置いていますので実行実行。

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多言語を操るんですね。素晴らしい。

私のような者にでもギリギリ理解できる「日本語」という選択肢があるのは非常に有り難いことです。

インストールの手順をちゃんと教えてくれるそうですよ、日本語で。

Eliさんはとても有能です。

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こういうのは基本的に内容を読まず、すぐに「次へ」を押してしまう私のような人間はきっといつか悪意あるマルウェア(ウィルス)の餌食になるのでしょうね。

私がいつもと違う変な記事を書き始めたらウィルスにやられたと思ってください。

ただ今回のは絶対にウィルスじゃないので大丈夫です。

なんと言ってもEliさんからのメールですから。

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長い長い契約書も、せっかく「日本語」を選択したのだから一語一句逃さず隅々まで舐めるように拝読すべきところですが、ザッと斜めに読みました。

だいたい分かったから良いんです。

誤解しないでくださいねEliさん。読むべきところは読んでますよ。

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インストール先、つまり自分が入るべき格納庫がどこなのかを聞いてきていますが、そこにはすでに「領域さえお貸し頂ければ、あとは自分で何とかします」という意気込みがひしひしと伝わってきます。

素晴らしい。指示待ちの新人にも見習ってほしいものです。

インストールは一瞬で終了し、最終段階となります。

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「私を呼ぶ時はこの笛を吹いてください。すぐ駆けつけます!」という素敵なアイテムを私の机の上に置いていってくれるようです。

そして仕事の完了を告げられました。

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どちらのチェックもハズしてから「完了」ボタンを押します。

 

 

ま、何かファイルを復元したい事態に陥ったら試してみるかな。

その時までさよならEliさん。

 

 

母「佳奈ちゃーん!助けてー!」

私「どしたの?」

母「間違って写真を消しちゃったの・・・」

私「Eliさん出番です!」

母「えりさんて誰?」

私「いや、こっちのハナシ」

 

というわけで、仕事帰りに実家へ行きました。

母はたびたびこういう事件を起こすのですが、大抵の場合は勘違いが多いのです。

消えたと言いつつ消えていない(別のフォルダを開いてた)とか、壊れたと言いつつ壊れていない(そもそも電源が入ってない)など日常茶飯時です。

今回もそうかなーと思って事情聴取です。

 

母「此花ちゃんがね、写真を送ってくれたの」

※此花(こか)は私の妹です。

私「ほう。メールで?」

母「ん~ん。昔のカメラに入ってたんだって、コレ」

 

母が指差すのはPC本体、のSDカードスロットでした。

なるほど。そういうことか。

ひとまずPCがカードを認識しているかどうかの確認からです。

 

私「認識は、してる。中にアクセスもできる。中身が・・・無いと」

母「最初はね、画面にちっちゃく、2つ見えてたの」

私「何したら消えたか、覚えてる?」

母「1枚ずつカチカチってして、大きくなって、バツで消したよ」

私「ふんふん。それで?」

母「ご飯食べて、また見ようとしたら、消えてたの」

 

ダメですね。肝心の部分を忘れているようです。

どうやって消してしまったのか、もしくは何かエラーメッセージが出たかどうか、せめてそれだけでも覚えててくれれば、ねぇ。

ダメ元でゴミ箱の中を確認しましたが入っていません。

全検索をかけてもそれらしいファイルは見つかりませんでした。

 

いつもなら「諦めようね」と言うところですが、今回の私にはEliさんが居ます。

母からSDカードを借り受け、データ復旧の実験です。

 

まず件のSDカードを私のパソコンに差し込みます。

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ああ、本体Cドライブの空き容量が少なすぎて恥ずかしいィーッ!!

見ないでぇぇー!!

SDカードは認識されているようですが、ご覧のように全部が空き容量となっています。

つまりカラッポ。

 

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一応フォルダを開いてみましたが、データ管理用のファイルが格納される隠しフォルダ以外は見えません。

カラッポなのです。

 

さぁ出番ですよEliさん!

もうソフト自体をEliさん呼ばわりしてますが別に良いと思います。

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例の笛を吹いてアイコンをダブルクリックしてEliさんを呼び出しますシステムを起動します。

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おお、開いた。

割とシンプルなデザインですね。

ごちゃごちゃしてなくて好感が持てます。

さすがはEliさん。

 

今回探すファイルは画像ですので、左上にある「画像」のところにだけチェックを入れましょう。

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そしたら右下にある「次へ」をクリックします。

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さっき見た恥ずかCドライブの他にも、PCに繋がっている全ての「探すべき場所」が表示されています。

それにしても下部に3つある「紛失したディスクドライブ」とは何でしょうか?

私は知らぬ間に3つも何かを無くしてしまっているのでしょうか。

 

とりあえずそれは置いといて、今回はSDカードの中身を掘り起こす実験です。

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探したい場所(SDカード)を選んで、右下の「スキャン」を押します。

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作業中にちゃんと「今こんな作業してるから、ちょっと待ってね」と言える気遣い。

ウチの経理にも見習って欲しいものです。

 

早ッ!

5秒でスキャン結果が出てきました。

ウチの経理にも見習って欲しいものです。

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左側にあるツリーでデータがありそうな場所を探します。

ファイルを選択すればその中身をプレビューできる機能もありました。

素晴らしく便利ですね。

とりあえず写真ぽいものを、フォルダごと選択します。

そして右下の「リカバリー」ボタンを押してみる、っと。

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保存先を聞かれたのでとりあえず机の上に置いといてくれと返します。

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仕事の完了を元気に告げてくれるEliさん。

そして「お仕事がちゃんとできたよ」とSNSでの拡散をおねだりするEliさん。

ちょっと待ってね記事にするから。

 

 

一見するとカラッポに見える場所に、どうしてファイルが残っているのかなんて私には分かりません。

どうすれば完全に消去できるのかもさっぱり分かりません。

ただ、ファイルを復元することで喜んでくれる人が居るという事実。

それは感じることが出来ました。

 

私「プリントもしといたよ。はい」

母「うわぁー!!佳奈ちゃん!ありがとう!!」

私「良かったねぇ」

母「あれ?こんなに?2枚じゃなかった?」

私「此花に聞いてみよっか」

 

私「あ~もしもし?お兄ちゃんだよ」

妹「どしたの?」

私「前に母ちゃんに送った爺ちゃんの写真なんだけど」

妹「爺ちゃん?私が送ったのは稲刈りの写真だよ?」

私「いや、稲刈りもあったけど、UFOの散歩のやつとか」

妹「は?」

 

UFO(ゆーほ)というのは爺ちゃんが飼っていた犬の名前です。

爺ちゃんが名づけました。

UFOも、すでに亡くなっています。

 

私「じいちゃんがUFOの散歩してる写真とか」

妹「いやいや、そんなの無かったよ」

私「でも、いま目の前にあるしなぁ」

妹「マジで、私は撮って無いし、見てないよ」

私「ちなみに此花のSDカードってどこで手に入れたの?」

妹「カメラごと、ちっちゃい叔母さんに貰ったやつ」

私「それだ!」

 

ちっちゃい叔母さんもすでに亡くなった親戚なのですが、その叔母さんが爺ちゃんとUFOを撮影し、何らかの理由で削除して、そのデジカメを妹に譲ったのでしょう。

 

写真を見ながら母はとても喜んでいました。

 

母「こんな爺ちゃん、見たこと無かったねぇ」

私「そうだね」

母「爺ちゃんとUFOが元気そうだねぇ」

私「そうだね」

 

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と、言うわけで。

私の場合は割と特殊な経験ではありましたが、見事にファイルを復活してくれたEliさん、もといEaseUS社の「Data Recovery Wizard Professional」は非常に有り難いソフトとであるという位置付けになりました。

母も「エリさんによろしくね」と言っていました。

jp.easeus.com

 

ちなみに自分が昔使っていたSDカードやminiSD、microSD、フラッシュメモリなどを片っ端からスキャンしてみようと思います。

削除したハズのガチな黒歴史が出てきたら物理的に破壊するしか無さそうです。

だってコレ使ったら、消したと思ってたファイルが簡単に復元できちゃうんだもん。