『かなり』

干支に入れてよ猫

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未来を見た教育を

どうも、坂津です。

誰にだって新人の頃はあったハズです。

しかし自分が右も左も分からない弱卒だったときの状況や心情を思い出すこともなく、現在の自分のまま新人に向かう人も少なくありません。

ビジネスホンや複合機など、社会人になってオフィスワークをしなければ触れる機会の少ない機器の操作を「若いんだからこんなの出来て当たり前でしょ」と思ってみたり。

全く一般的でない、自社内でのみ通用しているルールを「こんなの常識だぞ」と言ってみたり、ごく限られた業界でしか使われていない専門用語を多用して業務説明をしたり。

逆に、自分が新人の頃しんどかった、辛かったことを現在の新人に強要するパターンもあります。

「俺の若い頃は残業なんて当たり前だった」「パソコンなんて便利なものは無かったから電卓で」などなど自分が辿ってきた過去の出来事を、どうにか功績にしたい欲求を抑えられないとか。

当時と今とでは企業を取り巻く法令や情報環境などが全く違っているのに、比較するのがおかしいと気付かないのです。

 

こういうのって、結局のところ『思いやりがあるか無いか』ってことになります。

相手の立場になって考えることができない、と言い換えても良いでしょう。

優しくしろ甘くしろと言っているわけではありません。

彼ら彼女らがいま『出来なくて当たり前』『知らなくて当たり前』な存在であり、そしてその人材が一日も早く成長し戦力になれるかどうかは、自分の教育次第なのだという当事者意識を持って欲しいのです。

 

考えるべきは、5年後10年後に、どんな人材になっていて欲しいかという思いの元で行う教育なのです。

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

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