『かなり』

干支に入れてよ猫

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息子の恵方とコロネの上下

どうも、坂津です。

恵方巻き、食べました?

豆まきは棄権させて頂いた我が家も、恵方巻きだけは黙してもぐもぐしましたよ。

妻と二人、黙ってもぐもぐしました。

 

しかしその前段階で少し、揉めてしまいました。

 

妻「恵方巻きを買ってきたよ~!」

私「やったー!おなかすいた~!」

妻「今年の恵方ってどっちかな?」

私「東北東だからあっちの方だね」

 

部屋の中でざっくりと方向を見定めた私たちですが、ふと息子のことが気になりました。

0歳児ですからもちろん恵方巻きは食べられません。

黙っているのも無理です。

ただしかし、恵方を向いてもらうことぐらいはできるんじゃないだろうか。

そんな考えが頭をよぎったのです。

 

妻「せめて恵方だけでも向ける?」

私「そうだねぇ。よいしょっと!」

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妻「待って待って。恵方はコッチ」

私「うん、だからそうしたじゃん」

妻「は?いやいや、反対でしょう」

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私「なにやってんの?反対だよ?」

 

つまり『寝た状態で“恵方を向く”とはどういうことか』という事案で意見が分かれ、妻と私はお互いの主張を闘わせることになってしまったのでした。

 

私の意見は至極簡単です。

寝た状態の息子がそのまま起き上がったと仮定した場合、そのときに恵方を向いている状態が正しいという考えです。

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しかし妻は『北枕』という事象が示す通り『枕を北側に向ける=北を向く』であることから、つまり『向くというのは枕側が示す方向である』という主張です。

私はその意見に対し、北枕という言葉には寝ている主体が北を向いているという意味合いは含まれておらず、あくまでも『枕が北側にある状態』を指しているに過ぎないと反論しました。

つまり『北枕は、寝ている本人にとっては南向きに寝ているのだ』というわけです。

ですが妻はこの論理に違和感しかないと真っ向から否定をし、やはり頭が向いている方向を採用すべきだと訴えるのです。

 

私「どうあっても譲らぬようだな」

妻「それはそちらも同じであろう」

私「前にも同じことがあったよな」

妻「チョココロネの上下について」

私「その時はどう決着したっけ?」

妻「たしか折衷案を取ったんだよ」

 

折衷案せっちゅうあん:二つ以上の案のよいところをとり合わせて、一つにまとめた案。

そうか。

そうだった。

私たちは争いよりも話し合いによる平和的な解決を望む知的生命体夫婦。

チョココロネのときはその上下について、お互いの認識を損なうことなく完璧な相互理解のもと、これ以上無い解決策を導き出したのでした。

それがコレ。

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そもそも『先が尖っている方』と『チョコが見えてる方』のどちらかが上か下かで争うから解決しなかったのです。

チョココロネの上下は、焼くときにどうやって置いていたかで決まるのです。

鉄板側の白い方が下、こんがり焼けて茶色い方が上なのです。

 

このような『解決を重視した新たな視点』を持つことができる私たちなら、今回の『息子恵方問題』についても素晴らしい解決策を導くことができるはずです。

 

そして辿り着いたのが、コレでした。

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今日も我が家はすこぶる平和です。