『かなり』

夏の気配が・・・消えた・・・?

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こんな話が好き

どうも、坂津です。

世にも奇妙な物語2018春の特別編を観てちょっぴりがっかりした私は「じゃあ結局どんなものを望んでいるのか」と自問自答してみました。

そして『こんな感じ』というモノに辿り着きました。

『そんなこと絶対にあり得ない』と潜在的に信じているけど現実的に起こってもおかしくないような、戦慄の中に含蓄があるような、SFと呼ぶには現実味が強く、ホラーと呼ぶほど恐怖に特化していない。

こういうジャンルって何と呼ばれるんでしょうね。

ショートショートSFなんてのが、もしかしたら当てはまるんでしょうか。

 

とは言えこんな説明じゃ伝わらないと思いますので、実際にイメージしやすい例題を書いてみましょう。

 

 

【1】 

最近は企業の吸収合併、M&A、業務資本提携などにより、大手はより強く巨大になっていますよね。

どこに行っても同じ店があり、同じ商品が買える。

違う店だと思ってたのに並んでる商品が同じだったりする。

そんなことが日常茶飯事になっています。

 

【2】

昨今の市場において最も大きな課題は、輸送コストです。

それこそSF的な『物質転送装置』などという夢物語が現実化しない限り、物理的な距離を解消することはできません。

そこで企業各社が考えるのは『如何にして一度に大量に効率的に運ぶか』です。

そのため商品、製品のみならず、農産物にまで規格サイズが適用され、隙間無くきっちりぴったり箱詰めできることが最良という考えが一般化しています。

 

【3】

私たち人間は食事をし、その食糧を消化吸収してエネルギーや体組成とし、生命活動を維持しています。

つまり私たちの肉体は、食べたものを元に構築されているのです。

昔の日本人は小さかったのに、食の欧米化が進むにつれどんどん大きくなっていったのはよく聞く話ですよね。

 

【4】

現代は個性の時代です。

多様性を認め、個人ごとに人それぞれの主義主張があることを容認しています。

一方で、社会や世間と呼ばれるコミュニティを形成して生きる私たちは『個性vs社会』という図式の問題にしばしば直面します。

これはどちらか一方に寄り過ぎると、もう一方は完全に機能しなくなるという性質のもので、個性と社会が両立することはありません。

合理的に考えるならばどちらかを採り、どちらかを捨てることが良いのかもしれませんが、中間地点でバランスを取っているのが現状です。

 

【5】

会社の統合が進み、やがてひとつの巨大企業が誕生します。

あらゆる業種業態に手を伸ばし、原材料から精製、加工、企画、製品化、物流、販売など市場に存在する全てのポイントを網羅した企業です。

食事で言えば粉ミルクや離乳食から介護食までその企業が提供している。

当然ながら街に居並ぶ飲食店も軒並みその企業のもの。

走る車も、その燃料も、走行している道路そのものも、その企業が作っている。

住んでいる家もその建築材料も、建築機械も、全てその企業のもの。

日本だけでなく世界中で、その企業が提供する快適な暮らしが享受できるようになる。

 

【6】

やがて地球上すべての人類は同じ環境、同じ食事、同じ教育を受けるのが当たり前となる。

多様性の時代は終焉を迎え、皆が『同じである』ことに喜びを感じる世の中になる。

国籍、人種、思想はパン生地のように混ぜて伸ばして均等分配され、人々の同一化は加速して行く。

いつしか店頭に並ぶ衣類にサイズ表記は無くなり、代わりに『○歳 男性用』などという年齢と性別のみが記載されるようになる。

同じ年齢、同じ性別であれば誰もが同じサイズだから何の問題も無い。

 

【7】

個性が完全に排除された人類は、無駄なスペースの無い合理的で効率的な積載の宇宙船に乗り込む。

そして異星に出荷される。

 

 

この書き方だとたぶん早くて【3】、ないし【4】か【5】あたりではオチが読めてしまうと思います。

その辺を上手に視聴者をミスリードしながら最後に『うっわマジか!こう来たかぁー!』と思わせるような感じの物語が好きです。

 

普通にホラーも好きなんですけどね。

心霊物や怪物物、スプラッターなのも好きですが、ただそーゆーのは『それを望んで』観たいのです。

上記のような『私の好きなやつ』だと思って観始めたのに、急に『なぜか部屋から出られない』とか『理由は分からないけど解除できない』みたいな展開になると興醒めしてしまいます。

単に私がワガママってだけなんでしょうけどね。