『かなり』

干支に入れてよ猫

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苦王と書いてクッキング

どうも、坂津です。

ここ数日でものすごく感じることがあります。

それは『みんなどんどん仕事を納めてってる感』です。

SNSやブログ記事などで「仕事納め」という文字列をちらほら見掛けるたび、置いて行かれたような寂しさを覚えるのです。

ただ、私がもっと強くこれを感じるのは、実は通勤時なのです。

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私はひょんなアクシデントが発生したとしても、それを理由に遅刻するのを良しとしません。

車両通勤者ですが、普通の事故渋滞くらいでは絶対に遅刻しないぐらいの余裕を持って家を出ています。

私にとってはそれだけ余裕のある時間ですが、それでもやはり通勤渋滞は発生しています。

その車列の中、私は不思議な連帯感を覚えるのです。

ここに並んでいるそれぞれのドライバーは、向かう先も状況もみんなバラバラ。

マイカー内という極めてプライベートな空間で、朝食を摂っている者、メイクをしている者、テレビを観ている者など、思い思いの日常を過ごしています。

ただ、にじにじとしか進まないこの車列を形成する一台の車両という点に於いては皆が平等にその役割を担っています。

それがなんだか面白くて、妙な仲間意識を覚えるのです。

もちろん私が勝手にそう思ってるだけですけどね。

 

それが。

 

今週の火曜日あたりからでしょうか。

日々確実に『通勤時間が短くなっている』んです。

無駄に早く職場に到着するんです。

元々早く着いてるのに最近もっと早く着くんです。

つまり、渋滞が緩和されているということです。

これが何を意味するか。

 

今まで同じ渋滞仲間だと思っていた奴らが次々と仕事納めとか言う夢のようなイベントをクリアしてこの車列から華麗に離脱し始めているッ!

 

私はそう確信したとき、何とも言えない気持ちになりました。

敢えて表現するならこんな感じでしょうか。

 

寂寥感せきりょうかん寂寞感せきばくかんを100gずつ、それに焦燥感しょうそうかんを大さじ1、孤独感を小さじ2、いきどおり少々、お好みで自嘲じちょうを加えても良いでしょう。

これらを、連日の残業で疲れ切った脳内でよく混ぜ合わせ、辛うじて残った大人としての余裕で包み10分寝かせます。

タネを寝かせている間、今日やるべき仕事内容の皮を剥いて水にさらしておきます。

10分後、寝かせたタネを食べやすい大きさに丸め、200℃に余熱した嫉妬の炎で15分焼きます。妬きます。

その間に水にさらしておいた本日の必須タスクを一口大に乱切りしておきます。

焼き上がった感情の塊を皿に移し、タスクを添えれば完成です。

 

 

歳末通常運行グチのロースト

 

ああ美味しい。