どうも、坂津です。
シミュレーションなのかシュミレーションなのか、迷いませんか?
コミュニケーションなのかコミニュケーションなのか、迷いませんか?
どちらも前者が正しいそうです。
ただ、文字としてではなく会話の中でサラッと流れていくと、どちらでも通じちゃいますよね。
「ュ」の位置がちょっと違うだけで、厳密に言えば間違いだとしても会話の中に出てきただけなら意志は通じます。
ただ、似て非なるという場合もありますね。
会話の中に出てきても「ん?」と思ってしまうような間違い。
恥ずかしながら私は、食器類を指す「カトラリー」を、ずっと「カラトリー」だと思っていました。
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こんな感じでカタカナが並んだ耳慣れない言葉って、文字が入れ替わったりしません?
健康食品のキノコで「アガリクス」というのがありますが、店頭などでもよく「アガリスク」という誤表記を見掛けます。
高校の頃の友人がずっと、ストリートファイターのヨガ坊主を「ダムシル」と呼んでいました。
ひらがなばかりが並んだ文字列も、文字を入れ替えて認識してしまうこともあります。
「ひまなつり(暇な釣り)」が「ひなまつり(雛祭り)」に見えたり。
「ひまつぶし(暇つぶし)」が「ひつまぶし」に見えたり。
それから子供にありがちなやつ。
「オタマジャクシ」が「オジャマタクシ」になったり。
「トウモロコシ」が「トウモコロシ」になったり。
あと、間違って覚えているわけではないのに、つい口を滑らせることもあります。
言い間違いってやつです。
妻「あー、なんだっけ・・・思い出せない・・・」
私「ん?どしたの?」
妻「『人は何かの犠牲なしに、何も得ることはできない』って言葉が、ナレーションか何かだと思うんだけど・・・なんだったかな」
私「ああ、剥がれの年金術師でしょ」
妻「は?いま何て?(笑)」
私「は、鋼の錬金術師って言ったよ!」
これらの、何か文字が入れ変わっちゃうやつに名前が付いてるの、ご存知でした?
『音位転換』って呼ぶそうです。
音位転換(おんいてんかん、英語: metathesis)とは、言語の、とりわけ語形の経時変化や発音・発語に関連した言葉で、語を構成する音素の並び順(以下、音の並び)が入れ替わってしまうこと。英語のまま「メタセシス」と呼ばれることもある。
音位転換は多くの言語で日常的に見られる現象である。
ときに、音位転換後の語形が優勢になり、時を経てそのまま定着してしまう場合もある。
原因については、いくつか挙げることができる。
・調音上の要請 - 比較的発音しにくかった音の並びが入れ替わり、より発音しやすい形になるもの
・意味の上で関連のある別の語やよく似た語に“ひっぱられ”、結果として音位転換も生じてしまうもの
・原因のはっきりしないもの
で、私がこれまで遭遇した中で、ベストオブ音位転換は、やっぱコレですね。
「餃子の王将」を「王座の行商」って言っちゃうやつ。
もし行商人が王座を売ってたらびっくりしますが、見掛けたら誰か買ってあげてくださいね。