あけましておめでとうございます、坂津です。
『本間さんにお肉を喰わせる会』が催されました。
上の記事をご覧になればご理解頂けると思いますが、なにか美味しい物を彼女の胃に納めなければなりません。
思案している私に思わぬ角度から提案がありました。
妻「肉でも焼けば?」
私「そのアイデア、頂きです☆」
件の記事を読んだ妻からのアシストでした。
BBQ大会の開催というわけです。
そうと決まればすぐに連絡を。
加納くんに伝えればきっと本間さんにも伝わるだろう。
坂津「(トゥルルル・・・トゥルルル・・・)あ、加納くん?」
本間「もしもし、ん~??」
坂津「ん?あれ?加納くん?もしもし?」
本間「ん~・・・?あッ・・・」
加納「おはようございます。すみません、寝ぼけてました」
坂津「そ、そうか。うん。いや、明日の件でね」
加納「ああ、本当に、お気になさらなくて結構ですよ」
本間「気にしろー!くわせろー!」
坂津「何か聞こえるね?」
加納「テレビですかね」
坂津「まぁいいや。明日ね、BBQにしようと思うんだけど」
加納「BBQですか」
本間「お・に・くッ!!お・に・くッ!!」
坂津「良さそうだね。じゃあ詳細はメールするから」
どうやら本間さんにも喜んでもらえそうです。
さて、場所をどうするか。
坂津「ラブやんラブやん、さすがに桜はまだ咲いてないけどさ、どうせなら梅がキレイに見える場所を探そうと思うんだけど」
ラブ「何も分かっちゃいないねぇ旦那。誰もそんなことは求めていないんだよ」
※私は妻の事をラブやんと呼び、妻は私を旦那と呼びます。
坂津「ん?どゆこと?」
ラブ「BBQなんて気分の問題なんだから、炭で肉焼きゃそれで良いの」
坂津「え?じゃあ屋内?」
ラブ「それじゃ部屋が煙で大変なことになるでしょ」
坂津「えぇー、じゃあ専用の施設かどっか行くの?」
ラブ「そんなところにお金はかけられません」
坂津「正解が分からん・・・」
ラブ「庭でするのが一番じゃん」
坂津「そりゃそうかも知れないけど、そんな庭、どこにあるっての?」
ラブ「実家があるじゃないか君ィ」
なぜか坂津家(私の実家)で執り行われることとなったBBQ大会。
父も母も謎の大歓迎でした。
というわけで、私の両親、私と妻、として加納くんと本間さんという奇妙な3組6人が集結することになりました。
だがしかし、このメンバーはどう考えてもヨソヨソシイ空気になることは明白です。
この場に集う全員が、私というジョイントを経ての関係であり、特に両親と加納くんたちは初対面となります。
ここは私の『コミュニケーション潤滑油』略して『コー潤』としての腕が試される場となることは必至。
心して参らねば。
あと、去年からちょっとハマッてる燻製作りを披露してやろう。
美味しい物を食べれば自然と会話も弾むだろうて。
加納「あ、お母さん、火は熾しておきましたので」
坂母「誠くんだっけ?すごいね!仕事はやいッ」
坂父「うん。若いのに大したもんだ」
本間「誠はアウトドアも好きなんですよ、さぁさぁお父さん、ビールで良いですか?」
坂父「ああ、本間さんも気が利くねぇ。良いお嫁さんになるな」
本間「ありがとうございます!でも、課長の奥様には叶いませんよ~」
ラブ「あら、本間さんお上手。お肉、何から焼く?」
本間「はい!タンを希望しますッ!!」
ラブ「よかろう!」
本間「ふあああ~美味しそぉ~・・・」
坂母「誠くんはフランクフルトが好きなの?可愛いね」
加納「お恥ずかしい」
坂父「フランクフルトはワシも大好物!」
本間「まぁお父様も可愛らしい」
ラブ「さぁ、じゃんじゃん焼いていきましょー!」
本間「上官殿!ヨダレが!ヨダレが止まりません!」
ラブ「何ィ?それは箸が止まっているという事だ!食い方はじめ!」
本間「イエスッマム!」
加納「歩美先輩、よく噛んで食べてくださいよ?」
坂母「あれ?誠くん、ビールが減ってないじゃん!」
坂父「ワシが焼くから、ほら加納くんも飲んで食べて」
ラブ「次、野菜もいくよ~」
本間「ああッ!!野菜軍による侵攻でお肉軍の領地がッ!!」
ラブ「分かった分かった、お肉も焼くから」
本間「わ~い!」
ラブ「本間さん、まだお肉あるけど食べれる?」
本間「申し訳ございません!しばし休憩を頂きたく!」
加納「食べっ放しでしたからね。ちょっと散歩でも行きます?」
坂父「それは良い。近くに公園があるから行ってきなさい」
坂母「帰ったらケーキ食べる?イチゴのとチョコのがあるよ」
本間「是非ともッ!!」
ラブ「本間さんは別腹もすごいのね」
本間「いや~それほどでも~」
空気「チーズとナッツを燻製にするよ~」
加納「帰りました。あの公園、すごく良いですね」
本間「野鳥がいっぱい居たって」
坂父「ほう、加納くんは野鳥に興味があるのかい?」
加納「ええまぁ、趣味程度ですけど」
坂父「じゃあ空港近くの池には行ったかい?」
加納「いえ、行ったことありませんね」
坂父「あそこは渡り鳥が多く飛来するんだよ。今度行くかい?」
加納「是非お願いします!」
坂母「仲良しさんだねぇ」
本間「お母様!このケーキ超ッ美味しいですッ!!」
ラブ「本当に。コーヒーにも良く合いますね」
坂母「そう?良かった。まだあるからね」
本間「やったー!!」
空気「フランクフルトもスモークしてみたよ?」
空気「ほら、チーズとかすごい美味しそうだよ」
空気「ねぇみんな出ておいでよ」
加納「今日は本当にご馳走さまでした」
本間「とっても美味しかったです!」
坂母「またやろうね!」
坂父「魚介も焼きたいなぁ、ラブちゃん」
ラブ「そうですね。エビとか美味しそうですね」
本間「ふおおお!それは是非とも!」
坂父「じゃあ市場で良いの買っとくから、またやろう」
坂母「ケーキも用意しとくからね」
本間「今度は私たちがお持ちしますよ~!」
坂母「本間さんのオススメなら、とっても美味しそうだね」
本間「そりゃもう!」
ラブ「次はお花見でも良いかもね」
加納「ああ、それ良いですね!」
空気「ねぇみんなー。燻製ができてるよー。ねぇー」
加納「では、お邪魔しました」
坂母「歩美ちゃん、安全運転でね~」
本間「はい!ありがとうございます!」
坂父「気を付けてな」
坂母「あ~、良い子たちだったねぇ」
坂父「うん。楽しかったな」
ラブ「あ・・・」
空気「サクラチップ、まだあるからね~。どんどんスモークできるよ~」