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『かなり』

私が感じる「かなり」なことを徒然に。

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ドラマ『憑くって言いなよ』 第2話 レビュー

あけましておめでとうございます、坂津です。

毎週月曜日が待ち遠しい今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

遅くなりましたが今週放送分のレビューを書きたいと思います。

※画像はイメージです。

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『憑くって言いなよ』

■放送日 毎週月曜日

■放送局 ブジ

■時間帯 21:00~

■キャスト

長宗我部大吾郎(ちょうそかべ だいごろう)

大賀彩加(おおが さやか)

以下、割と詳細なストーリーでかなりのネタバレを含みます。

ネタバレが嫌な方は読まないでくださいですが、ここで読まないと他のどこでも知ることはできません。

 

 

◇第2話 あらすじ

 

彩加の実家は千葉県の君津市だと言う。

探偵事務所のある新宿駅からは3時間ちょっとの距離だった。

大吾郎はコートの襟を立て帽子を目深に被って改札を通過する。

彩加の声は大吾郎以外には聞こえないが、大吾郎は普通に喋らなければ彩加には聞こえない。

傍から見れば盛大な独り言に聞こえてしまう。

彩加が大吾郎に道のりを一方的に教える。

中央線で新宿⇒東京

総武線で東京⇒銚子

内房線で銚子⇒木更津

久留里線で木更津⇒上総亀山

終始黙ったままの大吾郎。

明るく話しかける彩加だが、周囲の人には見えないし聞こえないし、大吾郎ももちろん返事をしない。

それでも一方的に話しかける彩加。

 

「私ねぇ、地味な女だったのよ。地味で一途。何にもない田舎から、何でもある東京に出てきたけど、結局自分では何も手に入れられなかったわ」

「お金も溜まらなかったし、友達もできなかった。恋人も・・・」

「OLもすぐ辞めちゃったし、コンビニでも働いた。交通整理だってしたことあるんだから」

「流れ流れて、あの店で働くことになったわ。私の前にママやってた人もサヤカって言ってね。そんな偶然だけで拾ってくれたの」

「ある日ママに“あんたがお店を続けなさい”って言われたわ。そうしなきゃ閉めちゃうって」

「わけもわからず、でも、少ないけど常連さんも居たし、ここで辞めちゃいけないって思ったわ」

「何枚かの書類に名前書いてハンコを押したらそれで私がオーナー。お店は私の物になったわ。多額の負債と一緒にね」

 

久留里線に乗ってからは乗客がまばらになり、大吾郎は人目を気にせず座席に腰を下ろすことができた。

 

「それにしても・・・」

 

大吾郎がようやく彩加に話しかける。

 

「君はよくしゃべるな」

 

呆れた顔の大吾郎。

それに対して不満顔の彩加。

 

「長宗我部さんったらずっと無視するんだから、失礼しちゃうわ」

「当たり前だろう。そもそも君が・・・」

 

窓の外に流れる景色を懐かしそうに見詰める彩加の横顔に、言葉を詰まらせる大吾郎。

 

次の停車駅を知らせるアナウンスが流れる。

車両はゆっくりとホームに滑り込み、停車し、誰も乗り降りしないにも関わらず開くドア。

 

「長宗我部さん、あなたって幽霊が見える人なの?」

「いや、俺には霊感なんてまるで無いよ」

「そう・・・」

 

発車を知らせる音が鳴り、ドアが閉まり、ゆっくりと動き出す。

次の駅が終点であることを告げるアナウンス。

 

「さて・・・これからどうするか・・・」

 

まるで他人事のように吐き捨てた大吾郎へ、彩加が返す。

 

「私、行ってみたいところがあるの」

 

無人駅の改札を抜け、山沿いの道を歩く大吾郎。

すぐ後ろを憑いて歩く彩加。

道路わきにある神社で子供の頃に遊んだ話など、思い出を語りながら道案内をする。

 

「あっちよ」

「ずいぶん奥まで行くんだな」

 

舗装された道から外れ、轍の間に生えた雑草が作る緑のラインが続く山道を進む。

やっと見えてきたのは数基の墓石が並ぶ墓地だった。

 

「ここは?」

「ウチのお墓よ」

「帰郷の礼、か」

「・・・う~ん・・・居ないわね・・・」

 

少し寂しそうな彩加。

はっとして彩加に振り返る大吾郎。

 

「君、まさか・・・亡くなった誰かに逢いたかったのか?」

「そうよ。両親に挨拶したかったんだけどね」

「参ったな。どう説明して良いか・・・」

「どうしたの?」

「君、霊感は?生前に幽霊が見えたりしたかい?」

「いいえ。まったく」

「だろうな」

 

前に憑いててくれた奴の受け売りだが、と前置きして大吾郎は語り出す。

なぜか自分たちがそう思い込んでしまっているひとつの錯覚、というか思い込みがある。

それは「幽霊になれば他の幽霊が見える」というもの。

しかし実際に霊体になって初めて実感するのは、生きていた頃と知覚状況がまるで変化しないということ。

強いて言えば味を感じることができないのと、何かに触れる感覚が無いということ。

つまり味覚と触覚以外は今まで通り、というわけだ。

 

「そっか。とんだ勇み足ね」

 

いくらかの推察はできるものの、彩加の言葉の本当の意味を推し量りかねる大吾郎。

とは言えかける言葉も見つからない。

 

「じゃあ、行きましょうか」

 

彩加の言葉に顔を上げる大吾郎。

促されるまま、夕陽を背に歩き出す。

見えてきたのはお世辞にも立派とは言えない古びた家屋だった。

 

「私の言葉をそのまま真似してね、長宗我部さん」

 

チャイムが見当たらないので引き戸のガラスを遠慮がちに叩く大吾郎。

 

「ごめんくださーい!」

 

やがて曇りガラスの向こうに人影が映り、鍵を外す音が聞こえた。

出迎えたのは腰の曲がった老人だった。

 

「どちらさんですか?」

「小早川英雄(こばやかわ ひでお)です」

「ッ!?」

「ちょっと、何ぼーっとしてるの?早く!ほら!」

「な、なんで君がその名を?」

「いいから早く!」

「こ、小早川英雄です・・・」

「ああ、あんたが英雄くんか」

「は、はぁ・・・」

「・・・まあ、上がりなさい」

 

訳の分からないまま居間に通される大吾郎、後に続く彩加。

 

 

~感想~

 

今回も長回し(カット無しでカメラを回し続ける撮影技法)がすごかった!

終点の一駅前あたりから最後家に入るところまで、CM以外のカットが一切入ってない!

移動区間の人払いとか車の通行止めとかどうやったんだろ?

それは置いといて。

 

幽霊になったのに他の幽霊が見えないというのは、やられた感がありました。

私もなぜか「幽霊は幽霊が見える」と思い込んでいましたが、言われてみればなぜそう思っていたのか分かりません。

 

とりあえず今回は彩加の人物紹介がメインって感じでしたが、割とたくさんの伏線が張られた気もします。

相変わらずBGMはカッコイイし。

相変わらずと言えば、彩加の幽霊感の無さw

まだ慣れませんが、そこが気にならなくなるほどの展開を期待したいと思います。

 

そして最後のお爺さんと、大吾郎に名乗らせた小早川って誰なんだろう?

 

 

 

念のため、全部ウソですからね?