『かなり』

干支に入れてよ猫

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木を植える

どうも、坂津です。

え・・・もう4月なの?

早くない?

すんごい早くない?

は?

入社式?

マジで?

 

失礼、取り乱してしまいました。

 

新入社員の皆さん、我が社へようこそ。

皆さんは今日より晴れて社会人となるわけですが、そんなに気負う必要はありません。

これまでも小学生から中学生、中学生から高校生、そんな『ステージの変化』を経験してきたと思います。

でも、昨日と今日で自分がいきなり別人になるなんてことはありませんよね。

誕生日で1歳加齢するのも、それがたまたま20年目だと成人と認定されるのも、社会で決められた『ある線』を跨いでいるだけに過ぎません。

要するに社会人になるということは、皆さん自身が変化するとか別の存在になるとかではなく、皆さんが所属するグループが変わるということです。

つまり変わるのは皆さん自身ではなく、環境の方なのです。

このグループというのは、社会通念的にカテゴライズされた枠組みというだけで、個々人が持つ個性や個人差を考慮したものではありません。

ですから『社会人になったからこうあるべき』とか『会社員としてこうなるべき』とか、そういう固定観念、強迫観念は捨ててください。

私たちには皆さんに『こうなって欲しい』という思いがあり、また皆さんがそのように変化、成長してくれるよう環境を応変させる用意があります。

私たちは、ちょっと言い方が悪いかも知れませんが、皆さんを戦力として考えてはいません。

皆さんは種なのです。

土に埋めた種を掘り起こして食べるような動物は我が社にはいません。

水をやり、目が出れば日当たりを考え、適切な肥料をやり、花が咲いて実が生るのを手伝います。

5年後10年後を考えて木を植える、そんな気持ちです。

ですから冒頭でも言ったように『今日から社会人』なんて気負わず、5年先10年先に目を向けて、そのための一歩が今日なんだくらいの考えでいてください。

 

 

社会人1年目の教科書

社会人1年目の教科書