『かなり』

夏の気配が・・・消えた・・・?

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甥っ子を説得する

どうも、坂津です。

甥っ子は、伯父の私が言うのも何ですが、天才です。

齢五歳にして、すでに図鑑に載っている恐竜の名前、海洋生物の名前、世界の国名と国旗を暗記しているという記憶力。

好きな恐竜はブラキオサウルス、好きな魚類はチンアナゴ、好きな国名はスリランカで、好きな国旗はブラジルです。

そんな甥っ子と数ヶ月ぶりに会うと、現在のマイブームは『妖怪』になっていました。

 

しかも。

 

玩具販売が目的のナントカウォッチみたいな生ぬるい感じのじゃありません。

可愛げなんて微塵もない無慈悲な内容であると共に、凶器として使用可能なほどの厚みがある書籍なのです。

すなわち世界の妖怪がびっしり記載されている大百科です。

大迫力!世界の妖怪大百科

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しかし、甥っ子の母親である私の妹はため息混じりに言うのです。

 

妹「恐竜とか魚はまだ可愛かったけど」

私「なんで?妖怪だって可愛いじゃん」

妹「進んで読むくせに怖がるんだよ?」

私「えっ?そうなの?なんというドM」

妹「兄ちゃんどうにか説得できない?」

 

妹曰く、甥っ子は妖怪の本を読んで名前と説明書を覚えるのと、覚えた内容を人に教えるところまでは楽しくて好きなんだそうですが、いざ夜になると途端に怖がり始め、トイレにも一人で行けなくなるそうです。

 

甥「トイレ開けたらバンシー居るかも」

妹「居ない居ない。大丈夫だからね?」

甥「ダメだ怖くて行けぬ。同行を求む」

 

というわけで、妹から『妖怪は怖くない』という説明をしてくれと頼まれました。

昼間は恐怖心が全く無い甥っ子は、嬉々として図鑑を持って1ページずつ私に説明してくれます。

いざ中身を見てみれば、妖怪と言うよりも神話や伝承に登場するモンスターと言った方が近い感じのオールスターでした。

どちらかと言わなくてもオタクな私にとって、ファンタジー世界に登場するモンスターや召喚獣など、聞き覚えのある慣れ親しんだ異形たち。

 

甥「これはメデューサだよ!怖いね!」

私「ああ、メデューサね。怖くないよ」

甥「えっ!?メデューサ知ってるの?」

私「メデューサにはお姉さんが二人居てね、長女のステンノと次女のエウリュアレは、それはそれは美しい姿なんだよ。だから、その妹のメデューサも、本当はとても可愛いんだ。だけどこの絵のメデューサは怖いね?なぜかと言うと、この絵はメデューサが怒ったときを描いてるから怖いんだよ。お母さんも怒ったときは怖いだろ?だから、メデューサも怒らせなきゃ全然怖くないんだよ。むしろ可愛いからね。もしメデューサに出会ってしまったら『今日も可愛いね、アナ』って言っとけば大丈夫」

妹「そーゆー説得じゃねーよ」

甥「分かった!怖くない!」

妹「マジかっ!」

 

甥「これはゾンビだよ!怖いね!」

私「ああ、ゾンビか。怖くないよ」

甥「えっ!?ゾンビ知ってるの?」

私「ほら、ここに『死体から生まれる妖怪』って書いてあるだろ?でも日本は死体なんてどこにも埋まって無いから大丈夫。しかも、もし何かの間違いで埋まってたとしても、除菌滅菌殺菌が行き届いた現代日本でゾンビウィルスは繁殖できません。ほら、お母さんが毎日きれいに掃除してるだろ?だから大丈夫」

妹「それ掃除サボれなくなるやつ」

甥「お母さんゾンビが来なくしてくれててありがとう!」

妹「ぐぬぬ・・・」

 

こんな感じで様々な妖精、魔獣、幽霊などなどについて『怖くない』を伝えること約三時間、ようやく甥っ子は納得してくれました。

これでもうトイレにも一人で行けるはずです。

しかし5歳児ともなるとこんなにもしっかり会話が成立するんですねぇ。

私も説明をしながら、割と難しい言葉を使っている自覚はあったのですが、すんなりと理解してくれました。

 

さてさて、これから生まれてくる我が子がどんな感じなのか、楽しみです。