どうも、坂津です。
初日に盛大な事故に遭遇してしまったので、意気消沈したまま翌日を迎えました。
さて、2日目は本来ならがっつり仕事をせねばならない日だったのですが、現地の取引先の都合で打ち合わせが3日目になってしまいました。
なのでポッカリと空いてしまったスケジュールを観光で埋めようということに。
しかしそもそも仕事で来ているので、別に行きたいところがあるわけでもなく、まして私は引きこもりがちなオタク野郎ですから、1日ホテルの部屋でお絵描きとかでも構わないのです。
これが単身の出張であれば間違いなくそうしていたことでしょう。
ですが今回は私の上司もアテンドしてくれる会社の方も居ます。
ここで身勝手なワガママは言えません。
皆さんの決定に従うのが坂津スタイルなのです。
なんやかんや調べた結果、どうやらタガイタイという場所にあるタール湖というのが超絶景らしいので見に行くことに。
車で小一時間だろうとタカを括って出発進行!
誰だよ小一時間なんて言ったの。
三時間だよ!!!!!
車窓を流れる風景がビル群から住宅街になり、スラムのようなバラック的建物になり、南国っぽい樹木の密度が高くなり、野良犬が増え、牛が草を食べるように変わっていきました。
ところどころにバナナとか売ってるお店が並んでたりします。
バナナとドラゴンフルーツとライチとパイナップルは分かるのですが、あとのラインナップは見ても何のフルーツなのか不明です。
そして。
火山の噴火で形成されたカルデラ湖であるタール湖を、外輪山から眺めるという計画でした。
しかし、さすがにね。
これは遠くない?
台風の影響なのか、強い風に砂煙が巻き上げられて全体的に景色が白っぽくなってるし。
ただ景色は残念でも時間さえ経てば腹は減るもので。
現地在住のコーディネーターさんに美味しいお店を紹介してもらいます。
そして行ったのが、アンガス牛ステーキをがっつり食べられるお店。
ショーウィンドウに並ぶ美味しそうなお肉を選んだら、好みの焼き加減で焼いてくれるというサービス。
よく焼き派の私が「スーパーウェルダン」と言おうとした矢先、コーディネーターさんが「ミディアムレア」とオーダーしました。
耐えるしかありません。
食べてみれば味は超絶美味。
平日の昼間から飲む赤ワインとも相性バツグンです。
とても食べきれる量ではないことを除けば完璧な食事でした。
テーブルに残るお肉に後ろ髪を引かれつつ、樽のように重くなったお腹を抱えながら帰ります。
さてこれからまた三時間かぁ。
三時間、かぁ?
ねぇもうとっくに三時間経ったよ?
現地ドライバーさんいわく
「フィリピンの交通事情を舐めてもらっては困るな」
困るのはこっちだよ!
何だよこの大渋滞!
都会の金曜日の夕方は大渋滞で、車がピタリと動かないことなんて当たり前なんだそうです。
結局のところ帰りは五時間かかってしまいました。
まぁそれでも無事に帰ってこられたんだから良しとしておきましょうかね。
無事にね。
さて。
アンガス牛が胃の中を占領し続けてるので全くお腹はすいていません。
晩御飯は不要です。
そんなことより、早くトイレに行きたい。
さっきから、なんだかお腹がゴロゴロ鳴ってるんですよね。
と思ってホテルの部屋のトイレに座りながら、この記事を書いています。
もうかれこれ二時間はこうしています。
治まる気配はありません。