どうも、坂津です。
防火管理者の講習を受けました。
花粉からの猛攻を受け目のかゆみ&くしゃみ鼻水と闘っていたため内容はあんまり覚えていないのですが、ひとつだけ『マジか知らんかったコレは覚えとこう!』という情報があったので書き残しておきます。
※分厚いテキストとDVDを貰ってるのでちゃんと復習しますから私の防火管理は大丈夫ですよ安心してください。
消火器の話。
皆さん良くご存知の赤い円柱のやつ。
アレ、内部機構の違いで2種類あるんですって。
あと噴出する消火剤の種類は3種あるんですってよ。
まず内部機構には『蓄圧式』と『加圧式』があるそうな。
畜圧式は消火器内で消火剤がこれでもかってくらいにパンパンに圧縮されてて、それを解放することで中身を噴出する仕組み。
一方で加圧式は、消火剤が入ってるエリアは外と同じ気圧になっている。
その中にもう一つ小さいボンベが入っててそれにガスがパンパンに入ってる。
レバーを握るとそのボンベから出たガスで消火剤も押し出されるという仕組み。
で、実は加圧式の消火器で事故が相次いでるんですってよ?
と言うのも古くなってサビちゃってる消火器とか見たことあると思うんですけど、それが加圧式だった場合、外装が弱くなってるところにいきなり超高圧で内側から押されるモンだから、底とかのサビて脆くなりやすいところがロケットみたいに射出されちゃうんだって。
車のフロントガラスなんて余裕で突き抜ける破壊力だそうで、人に当たると命が危ないそうです。
これが畜圧式だと仮に外装がサビとかで脆くなったときも、そこから徐々に中身が漏れ出ていくので、消火器としては使えなくなるけどいざというときの危険は無いんだって。
さて、目の前にある消火器が畜圧式なのか加圧式なのか、一目で判断する方法がありますよ。
それは、握るレバーのとこに圧力計が付いてるかどうか。
万一の時のために、ちょっと確認しておいてくださいね。
あと火災の種類も3種類あって、何が燃えているかで区別されるんだって。
普通に木とか紙とか布とかが燃える『普通火災』
灯油、ガソリン、てんぷら油とかが燃える『油火災』
電気配線とか変圧器とかが燃える『電気火災』
それから消火器の中身の消火剤が3種類。
『粉』と『液』と『泡』があるそうで。
『粉』は『普通火災』『油火災』『電気火災』全部に有効。
撒かれてるのが粉なので掃除機で吸えて鎮火後の処理が楽。
ただ布とか木とかに浸透しないので、可燃物の内部でまだ
『液』も『普通火災』『油火災』『電気火災』全部に有効。
でも後がべちゃべちゃになるので、せっかく炎の難を逃れた周囲の物品もダメになる可能性があるので注意。
『泡』は『普通火災』と『油火災』に有効。
決して『電気火災』に使用してはいけません。
炎そのものは消せたとしても、出火原因の電気が通っている可能性があります。
その状態で泡に触れると感電してしまいますので、電気に泡はダメなのです。
お手元の消火器には必ず、有効火災種の表示がプリントされていますのでご確認ください。
火災は起こさないことが最重要ですが、初期消火できるかできないかで被害の多寡が大きく変わります。
是非とも日ごろからの認識をお願いします。