どうも、坂津です。
『PUSH』と書かれた扉を『PULL』してしまい、バイーンってなって慌てました。
これが『押』と『引』だったら間違えなかったんですけどね。
さて『おす』と『ひく』の関係って、すごく面白いと思います。
例えばピアノを『弾く』ときは鍵盤を『押し』ますよね。
口座からお金を『引き』落としてもらうのに判子を『捺し』ます。
風邪を『ひいた』ら、それを『押して』出社します。
『推し』てるメンバーの不祥事に『引いて』しまったりします。
脇のお肉を『圧し』上げて作った谷間で男を『惹き』つけます。
他にもこんなのがあります。
『さす』と『きる』とかね。
不倫相手を包丁で『刺す』か『斬る』か選ぶとか。
傘を『差す』か雨合羽を『着る』か選ぶとか。
目薬を『注そう』としたら消費期限が『切れて』たりとか。
中指で天を『指す』と外国人に『kill』you!って怒られたりとか。
『いれる』と『とる』とかね。
カフェインを『摂る』ためにコーヒーを『淹れる』とか。
煎茶を『煎れる』場面を写真に『撮る』とか。
『盗られ』ないために金庫に『入れる』とか。
虫を『捕っ』たらカゴに『容れる』とか。
「あれ、この場合の漢字ってどれが正しいんだろう?」って場面、多いですよね。
日本語は異字同訓がたくさんあるので、間違った漢字を使ってしまうケースも多いのです。
最近では自分で文字を書くよりも、パソコンやスマホなどの変換機能を使う頻度が高く、正しい変換を知っていないとついつい候補の中から『それっぽい』やつを選んでしまうことも。
『はかる』なんて日常で割と使うので、この場合はどれだっけ?ってなりますよね。
再起のタイミングを計る
戦友の死亡事故を謀る
対話での解決を図る
敵との距離を測る
軍法会議に諮る
金延棒を量る
『つく』なんてもう大変ですよ。
コンサート会場に着く
会場限定特典が付く
サイリウムが点く
人差し指で突く
警備職に就く
不意を衝く
入場列に附く
無駄な嘘を吐く
転んで尻餅を搗く
成仏せず推しに憑く
108回ほど鐘を撞く
文字を打っててちょっとでも怪しいなと思ったら、平仮名で乗り切っちゃいましょう。