『かなり』

干支に入れてよ猫

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思ってたより妻の基礎化粧が手厚い

どうも、坂津です。

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夫業おっとぎょうを営む皆様。

いわゆる妻帯者諸君。

貴公らはご自分の妻であるご夫人方がどのようなスキンケアをされているか、ご存知だろうか?

私はドラッグストアに勤務していた経験もあり、取扱商品としての化粧品には些かの知識を有している。

著名な成分であればそれがどのような効果を期待して配合されているのか、またどのように使用するのが望ましいのかなどが分かる。

また、基礎化粧についてはその工程も、基本は知っているつもりだ。

クレンジング(メイク落とし)から洗顔、そして化粧水、次に美容液、最後に乳液(保湿クリーム)これが最高レベルの基礎化粧だと、思っていた。

一般的な男性よりも知識的には深いと思っていたのだ・・・。

 

先日、風呂上がりの妻の行動を見るまでは。

 

 

普段妻は私が帰宅するタイミングで、すでに入浴を済ませています。

また、休日でも妻が先に入浴し、その直後に入れ替わりで私が入るため、妻の風呂上がりについてわたしは全くの無知でした。

それが先日、たまたま私の方が先に入浴し、妻の入浴後のスキンケア現場を目撃することになったのです。

 

私「それなぁに?」

妻「ん~?化粧水」

私「じゃあそれは?」

妻(パック中に話しかけんじゃねぇという視線)

私「ごごごごめんなさい・・・」

 

いつもなら特に気にせずパズドラにいそしむ私ですが、このときは生憎とスタミナ切れでした。

何もすることがないな~と、妻のスキンケアをまじまじと見ていたのです。

しかし、どう見ても私が把握できるレベルを超越した知識外の工程が踏まれているのです。

 

私「ね・・・ねぇラブやんさん?」

妻「んむ?」

私「よ、よく順番を間違えないねぇ」

妻「どういうこと?」

私「それだけたくさんあって、よく覚えてるなって・・・」

妻「そんなに多いかな」

私「多いと思う。ちょっと使う順に並べてみてくれない?」

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妻「ほい」

私「き・・・9種類もあるの!?」

妻「お風呂に置いてるのもあるし洗面所に置いてるのもあるから、全部じゃないけど」

私「覚えきれない・・・」

妻「旦那よ、良く聞きなさい。例えば車に乗る時ね?」

私「お、おう」

妻「1.前後に何も無いか確認する。2.ドアを開ける。3.乗り込む。4.ドアを閉める。5.シートベルトをする。6.ブレーキを踏む。7.エンジンをかける。8.シフトをドライブに入れる。9.サイドブレーキを降ろす。旦那はこの9つの作業を迷うことなくスムーズにできるでしょ?」

私「で・・・できる・・・」

妻「そういうことだ」

私「そ、それにしても、多いよね。大変だね」

妻「旦那の為にキレイで居たいからね」

私「そーかそーか!なら仕方ないね!」

 

 

如何いかがだろうか。

貴方の奥様がどれくらいの手間暇をかけてその美貌を保っておられるのか、是非とも確認し、そしてその努力をいたわってねぎらってあげて欲しいと思う。

少なくとも私は妻のこの努力に対して感謝し、尊敬している。

何の努力も無しに若く美しい相貌を保てるほど、我々人類は便利にできてはいない。

現在、私の妻がこれほどまでに美しいのは、こういう努力の賜物であることを知った日だった。

 

 

こう書いておけば、妻の機嫌が良くなり、ダイエット中である私は糖限郷さんの甘いやつを食べることができるのだ。