『かなり』

干支に入れてよ猫

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新しいと思ったことがだいたい既出のこんな世の中じゃポイズン

どうも、坂津です。

突然ですが私、バカリズム(敬称略)が大好きです。

本当に天才的だと思うのです。

多種多様な手練手管で私のツボを押してくるんです。

これはきっと好みの問題なのでしょうけど、私は爆笑するというよりも「笑い半分、感動半分」くらいの方が好きです。

よくこんなこと思い付いたな。

この発想は無かった。

あれが伏線だったのか。

などなど。

で、バカリズムのネタの中でも一番好きなのがめくり芸(フリップ芸)です。

めくるまでの伏線、間、めくる速度、描かれてる絵、めくったあとのセリフ、どれをとっても最高級に磨き抜かれています。

昔はスケッチブックに油性ペンで描いてめくっていたのが、今では大きなスクリーンに映しながらできるので、大きい会場でたくさんの人に同時に観てもらえて良いですね。


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で、このめくり芸、これならブログで同じようなことができるんじゃないかと思ったわけですよ。

めくり芸ならぬ「スクロール芸」ですね。

伏線となる言葉を打ち込んでおいて、空白改行でスペースを作って、その下に画像を貼り付ける。

これ新しくジャンルとしてイケるんじゃね?と思ったのも束の間でした。

よく考えたら、既出でした。

ガイシュツじゃないよキシュツだよ。

既存て書けばちゃんとキソンて読めるのにね。

あ、キゾンて読んでた方、正しくはキソンだよ。

まぁ伝わればどっちでも良いけどね。

そんなことは置いといて。

yaki295han.hatenadiary.jp

まさにスクロール芸の神髄を極めたブログです。

瞬発力が在って視即吹な上に、遅行性の毒も含まれてて後からジワジワくるという手の込んだ攻撃。

敵うはずもない。

既に存在すると書いて既存。

何か他のものを考えなければ。

 

 

あ、そうだ。

モンスターエンジン(敬称略)も大好きなんですよ。

特に「神々の遊び」シリーズ。

あれはもう本当に面白い。

まずあの設定を思い付いたことに尊敬の念を抱かずにいられないし、風体と口調なんかもパーフェクトです。

日常の中に非存在の視点をブッ込んで、結果的には日常に戻るのではなくファンタジー側へ誘導されるあの感覚がたまりません。


モンスターエンジン

 

で、これならブログでも再現できるんじゃないかと思いまして。

自分を何か特定の非存在であると設定して、その視点から実在する色々なものについて言及するというスタイル。

そしてその実在について語ると思いきや、最終的にはファンタジー。

「成りきり芸」とでも呼びましょうか。

キャラに成りきって色々なモノを言及!

これ新ジャンルとしてイケるんじゃね?と思ったのも束の間でした。

よく考えたら、既存でした。

www.hobonichi-ramen.com

まさに成りきりブログでした。

らーめ人間Zさんがらーめ人間という得体の知れないZに成りきって、らーめん視点でこの世の森羅万象(主にらーめん)について言及しています。

既に存在すると書いて既存。

何か他のものを考えなければ。

 

 

あ、そうだそうだ。

私が最も好きなのはラーメンズ(敬称略)です。

べつにらーめ人間Zさんを見て思い出したわけじゃないですからね。

元々好きなんです。

ほら、292日も前にちゃんと書いてます。

ラーメンズ、好きなんですよ。

で、何が好きかってね、やっぱり一番は「その発想は無かった!」と思わせてくれるところですね。

あと「上手い!」と「そう来たか!」が絶妙にブレンドされてて最高です。

すごく抽象的な紹介になってますが、本当に好きなものってきっとこんな風になるんだと思いますよ。

具体的に書こうとすると何万文字も書いちゃうから。

 

んで、だ。

 

さすがにラーメンズ的な記事って、なかなか書けないなって思うんです。

って思ってたんですよ。

在った。

www.yuasayo1013.com

 

内容がって意味じゃないですよ?

発想の素というか着眼点というか、なんか似てる気がするんです。

日常を構成する要素を何点か抜き出して、それを分けて並べて比較して、要素ひとつずつに非日常を織り交ぜて再構築する。

上手く表現できないですけど。

いや、もしかしたら全然似ていないのかも。

ラーメンズを観たときに湧き起こる独特の感情、嫉妬と尊敬と憧憬が混ざったような、あの表現し難い感情。

こちらのブログを拝読するとその感情が湧き起こるので、私が勝手に同一視しているだけなのかもしれませんね。

 

 

さてと。

何か新しいブログの在り方を考えたいなぁ。

私の内から湧き起こる私独自の、独特の、この世に二つとない坂津式ブログを。