どうも、坂津です。
いま私の脳内でぐるぐる廻っているのは「私と妻の違い」についてです。
そりゃ他人なんだから違って当然なんですがね。
せっかく昨日が「良い夫婦の日」だったのでこれを機会に考えてみようかと。
私たち夫婦の違いを一言で表すならばこうです。
「私はマイナスを補うために妻を選び、妻はプラスとして容認できる私を選んだ」
説明しましょう。
私は自分自身に対し「不足」を常感しています。
日本には“不足の美”なんて観念もありますが、美には程遠い「不足」「欠落」「欠陥」「未完成」が私の自己評価です。
ですから私の人付き合いは「自分を補完してくれる相手」を選ぶようになります。
私ができないことができ、私が気が付かないことに気が付き、私の目が届かないところに目が届き、私が予測できないことを予測する、それが妻なのです。
私は妻が居てくれてようやく一人前に近付いたと喜んでいます。
妻の嗜好、趣味、興味をなるべく自分のものとして取り込むようにしています。
私自身が完成に向かうために。
しかしその妻は私とは真逆で、個人として完成されています。
誰もがうらやむ美貌と底が知れない知性、何事もやり遂げる根性と猫を愛でる優しさと眼鏡を兼ね備えたパーフェクトヒューマンです。
そんな妻は「こだわり」も人一倍なのです。
例えば。
我が社には、男性社員が既婚であればその奥さんの誕生日に花を贈るという福利厚生があります。
「いつも長時間旦那さんを拝借しててごめんね。すごく助かっているよ」というジェスチャーなのですが、奥様方からは割と好評です。
先日、妻の誕生日に漏れなく届いたその花は、容器付きでした。
陶器の鉢にプリザーブドフラワーが入っている可愛らしいものでした。
しかし「この色は私の部屋に相応しくない」という一喝のもと、鉢が赤色からダークブラウンへ塗装されました。
実はこの机も、妻の指示で作りました。
「私が許容しないものは私のテリトリーに存在させない」というのが妻の考え方であり生き方であり、キャラ設定でありステータスであり魅力なのです。
ね。全く違うでしょ。
私たち夫婦の違いについてもう少し情報を追加しておきましょう。
◆お互いの呼び名
・付き合い始めの頃
私⇒妻「ラブにゃん」
妻⇒私「お兄さん」
・結婚後
私⇒妻「ラブやん」
妻⇒私「旦那」
※当初、日常的にふざけた呼び名で呼び合うことで、喧嘩になりにくいという効果を狙っていました。
◆買い物するとき
私「逢・即・購」
妻「3ヶ月~半年ほど熟考して、まだ欲しかったら購入」
◆食べるとき
私「まだ食べれる」⇒「おかわり」
妻「空腹ではない」⇒「次の空腹を待つ」
◆推し松
私「十四松」
妻「カラ松」
◆体質
私「暑がり」⇒「(おふとぅんなど)無駄ァ!!」
妻「寒がり」⇒「(そのおふとぅんを)我が手に!」
◆猫動画を見たら
私「にゃー(≧▽≦)ーんッ!!!」
妻「にゃー(≧▽≦)ーんッ!!!」
◆寝付き
私「寝・即・眠」
妻「(そろそろ明るくなるのに全然眠くならない・・・イビキうるせぇ・・・)」
◆映画館
私「ぐすっ・・・ぐすっ・・・ずびびびび・・・」
妻「(うるせぇ・・・)」
◆とっさの一言
私「おっぱい!」
妻「なんでだ!」
◆得意種目
私「仕事!」⇒ 妻「そんな種目あるかッ」
妻「日本史!」⇒ 私「そうだよね得意だよね!」
◆おでん
私「大根!白滝!」
妻「こんにゃく!こんにゃく!」
私「スジ肉!じゃがいも!」
妻「こんにゃく!こんにゃく!」
私「厚揚げ!巾着!」
妻「こんにゃく!こんにゃく!」
私「ちくわ要る?」
妻「こんにゃくよこせ!」
◆昔取った杵柄
私「八極拳!」
妻「茶道を少々・・・」
◆お供に連れて行くなら犬・雉・猿どれ?
私「猫!」
妻「猫!」
◆いや・・・犬・雉・猿の中からですよ?
私「猫!」
妻「猫!」
◆もういいです
私「私のォォォ猫好きはァァァ世界一ィィィーッ!!!」
妻「勝てばよかろうなのだァ!!」
こんなにも違う私たち夫婦ですが、とても仲良くやってます。
この記事を書いていて気が付いたのですが、きっと趣味が合うとか考え方に共感できるとか、そういう「同調」の割合が多いと、逆に上手くいかないのかもしれないと。
普通に考えると同調できる部分が大きい方が良いように思われるかもしれません。
でも、100%ぴったり同じなんてことは有り得ませんので、どこかに相違が出てくることでしょう。
そうすると、同調していればしているほど、その違いが許せなくなってくるんじゃないかと。
あくまで想像ですがね。
きっと私たち夫婦が上手くやれてるのは、「同調」だけじゃなくて、お互いが違いを認めて「協調」と「尊重」ができてるからだろうと思います。
全日本良い夫婦選手権にエントリーしたいなぁ。