どうも、坂津です。
デジタルで絵を描かれない方はあまり耳馴染みが無い言葉だと思いますが「レイヤー」という専門用語があります。
コスプレイヤーさんのことをこう呼んだりもしますが、今回私がお話したいのはそっちじゃ無い方のレイヤーです。
簡単に言えば、透明のフィルムに描いたバラバラのパーツを、重ね合わせることで1枚の絵として完成させることが出来る機能です。
これを見て頂ければ分かりやすいかと思います。
一番下に背景の画像があります。
一番上には色の無い線画があります。
その中間に、絵の色があります。
これらを重ねると、絵が完成するのは分かりますよね?
この透明なフィルムのことをレイヤーと呼びます。
この機能が、お絵かきをしていると非常に便利なのです。
例えば紙に絵を描いたとき、間違えた部分を修正するために消しゴムを使いますが、修正が必要無い部分まで消してしまうことがありますよね。
レイヤーを分けておくと、その心配がありません。
また同じ線画を利用した色違いの絵を手軽に作ることができます。
このように、デジタルイラストには必要不可欠であるレイヤーという機能が、はてなフォトライフのお絵描きには付帯しているのです。
以前のエントリで私は吠えました。
その際にサラッとレイヤーという専門用語を使っていましたが、良く考えたらあまり一般的でない単語だったので説明させていただきました。
さて。
予習はここまでです。
皆様レイヤーについてはもう大丈夫ですね?
はてなフォトライフにレイヤー付きお絵描き機能があることも、ご存知頂けましたね?
実は私、フォトライフでのお絵描きにもう一度挑戦したんです!
そりゃあスクリーンショット画像が残っているんですもの!
何度でも蘇るさ!
じゃーん。
なぜ冒頭でレイヤーの説明をしたかと言うとですね、何の予備知識も無いままこの絵を見たら、手が髪の毛の上になってる部分とか、違和感を覚えるのではと思ったので。
この絵、実は4枚のレイヤーに分かれています。
まず顔が一番下にあります。
その上のレイヤーに首から下の線画が描かれています。
更にその上のレイヤーに髪の毛が描かれています。
そして一番上のレイヤーに左腕の肩から上部分が描かれているのです。
分かります?
この状態で手の部分に色を付ければ、その部分の髪の毛は見えなくなり、手が手前にあるような表現になるのです。
ここから服を着せて、帽子をかぶせて、という作業が始まるのですが、それも服用のレイヤー、帽子用のレイヤーと新しく作っていくのです。
どうですか、とても便利な機能でしょう?
さて、ここで一旦保存します。
作業中にデータが消えてしまうことが最も痛手であることは身を以って経験しました。
なるべくこまめに保存することは長時間作業の鉄則です。
保存したデータを再度編集状態へ戻し、続きを描こうと思います。
ん?
あれ?
・・・そんな・・・
マジかぁあぁぁぁぁあああああahあAAあAAaaあaa・・・!!
み、皆様にもう一つ、レイヤーについての重要な情報をお伝えせねばなりません。
レイヤーは「統合する」という操作をすることができます。
つまり、複数あった透明のフィルムを1枚に重ねてしまうという作業です。
そして、一度統合されてしまったレイヤーは元には戻りません。
まして統合して上書き保存なんてした日にゃ絶対に戻りません。
みんな!フォトライフでレイヤーを使って絵を描いたら、完成するまで絶対に保存しちゃダメだよ!(血涙)