どうも、坂津です。
漫画にしろ映画にしろ小説にしろ、表現方法は何でも良いのです。
私はとにかく「物語を味わう」ことが大好きです。
特に短編が好きです。
先日、飛び入り参加させていただいた企画に投稿されていた作品へ、素人ながらちょっとだけ感想を述べさせて頂ければと思います。
もしかしたら下山できたのは靴のお陰というのは茜の思い込みで、いつも助けてくれる優子のことを思い出したことで力が出た、のだと思ったら最後に優子がまた・・・不思議なのは靴ではなく優子?
詳細が語られず謎が残ったままなのに、なぜか妙に納得してしまい、暖かい気持ちになる作品でした。
社会人になって何年も経過し、新鮮さのしの字も無い日常の中に訪れた、少しだけ非日常の出来事が、主人公の頭の中で見事に日常と混ざり合う。
大人の男同士、大人の男女という、湿っているようで乾いているような関係のコントラストが見事でした。