『かなり』

『芸術』の捉え方はそれぞれ

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芯までじっくり熱を通す

あけましておめでとうございます、坂津です。

中国人の朱(シュ)さんから電話がありました。

↓朱さんはこんな人です↓

会話をカタカナにすると読みづらいので通常通りの漢字と平仮名を使いますが、言葉はカタコトだと思ってください。

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朱「坂津!元気か?」

私「元気だよ。朱さんには負けるけど」

朱「たまには勝てよ!男だろ?」

私「朱さんに勝てる男なんて居るの?」

朱「ああ、良く考えたらそんなの会ったことないな」

私「だろうともさ」

 

こんな感じで会話がスタートしました。

いつも通りです。

独立起業が無事完了し、受注量もそこそこあるので安心した、という報告でした。

私もできるだけ注文を回すようにしていましたので、お礼も兼ねて更に営業の電話ということでしょう。

 

朱「坂津はスマホケース売らないか?」

私「ああ、良いね。でも朱さんに頼むとロットが多いでしょ?」

朱「そうだな。少なくても500個くらいは要るな」

私「ウチのスタイルは“1個からでもOK、しかもリーズナブル”だからねぇ」

朱「分かってる。だから坂津、自分で作らないか?」

私「朱さんから機械と材料を買って、ってこと?」

朱「そうそう」

私「そりゃ私の決済権を遥かに超えるな。社長に相談だよ」

朱「いいよ。相談して。私、覚えたから」

私「ん?何を?」

朱「じっくり待つこと」

私「マジかー(゜Д゜;)ーッ!朱さんが・・・待つだと・・・?」

朱「失礼だな坂津。殴るよ」

私「だって朱さんといえばせっかちで有名じゃん」

朱「心急吃不了熱豆腐」

私「は?」

朱「中国のことわざね」

私「どういう意味?」

朱「慌てる人は熱い豆腐が食べれない」

私「火傷しちゃうってこと?」

朱「それは半分だな」

 

朱さん曰く。

「慌てる人は熱い豆腐が食べれない」には2つの意味があるんだそうな。

まず私がすぐに思い付いたやつ。

冷まして食べる余裕が無い人に、熱々の豆腐は食べられないってこと。

表面だけ冷めてても中が熱々だから、じっくり待てない人は火傷しちゃうよって意味。

そしてもうひとつは、目から鱗でした。

熱い豆腐料理を作ろうとしたら、豆腐の中まで熱が通らないといけない。

急いで作った豆腐料理は、豆腐の芯が冷めているって意味らしい。

素直に感心しました。

 

私「中国人すげーな」

朱「私がすごいんだよ」

私「はいはい」

朱「だから待ってやるからな」

私「そりゃどうも」

 

今までバリバリの営業だった彼女が、今は経営者としての立場でちゃんと物事を見ているんだなぁと思うと、なんだかとても嬉しくなりました。

喜びが70%ってとこでしょうか。

あとは改めて尊敬の念と、置いてかれた感がちょっとだけ。

 

さて、朱さんもじっくり待ってくれるって言ってたので、どうやって社長を口説き落とすか考えることにしましょうかね。

 

まずは事業方針説明書と計画書、損益の試算くらいは準備しなきゃな~。

他人の財布の口を開けるのってすごく難しいんですよね。

で、開けさせた後に期待を超えて感動させなきゃならない。

100の融資を受けるのに120のメリットがあると期待させる。

で、実際には140のバックを実現して初めて出資者は感動する。

その感動が次の融資に繋がる、と。

100に対して100を返してたんじゃ、結果的にマイナス評価になりかねない。

イバラの道だなぁ。

 

だからこそ、焦っちゃダメなんでしょうね。

熱々の豆腐を美味しく作って上手に食べるためには。

私、激しく猫舌ですけど。