『かなり』

邪悪そうに見えて実はすっごい良い人。

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私の人生における最強コスパな買い物

どうも、坂津です。

 

それどこ大賞「買い物」
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私は胃腸が弱く、すぐにお腹の調子が悪くなります。

もう長年の付き合いなので、何をしたら翌日ヒドイ目に合うかが分かります。

ニンニクを10g以上食べるとか、ビールを500ml以上飲むとか、アイスを2個以上食べるとか。

これは妻も把握してくれています。

刹那主義の私が、体の事を考えず欲望に溺れそうになる度に「ダメ!」と制してくれるのが有り難いです。

 

私「義兄さん、さぁさぁどんどん飲みましょう」

兄「坂津さんもどうぞどうぞ」

妻「旦那、もうそのくらいでやめときなよ」

私「えー、いいじゃん今日くらいー」

妻「明日しんどいのは旦那だよ?やめなさい」

(私のグラスに入っているビールをカッと飲み干し、ワインを差し出す)

兄「ビールがダメでワインはOKって不思議だねぇ」

 

体質的なものでしょうかね。

たくさん飲んでも大丈夫な唯一のお酒、それがワインでした。

どういうワケか、スパークリングでも赤でも白でも、どれだけ飲んでもお腹をこわすことはありません。

ビールだとテキメンなのに。

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さて、私はだいたい月3~4回程度、妻と一緒に買い物に出かけます。

そして買い物に出掛けるとほぼ必ず、酒屋さんにも行きます。

もちろんワインを物色するためです。

 

あの日もそうでした。

ショッピングモール内のイートインコーナーでデザートを食べつつ、そろそろ酒屋さんへ行こうかと考えていた時のことです。

隣のテーブルに居る夫婦とおぼしき男女の会話が聞こえてきます。

奥さんの方は妊娠されているようでした。

 

男「だから、マキとかミキとかはダメだって!」

女「でも可愛いじゃない!」

 

どうやら生まれてくるお子さんの名前の事を話しているようでした。

 

男「そうだけど、この子の将来を考えたら無理だろう、そんな名前」

女「だってそうなるって決まってるわけじゃ無いじゃない」

男「可能性があるだろ?」

女「もしそうなったとしても、別に良いし」

男「君が良くてもこの子はどう思う?分からないだろ?だからそういう可能性は排除しておくべきだって言ってるんだよ」

女「絶対考え過ぎだと思う・・・」

男「とにかくダメだ。苗字と被るかもしれない名前は却下!」

 

なるほど。

ご主人はそれを心配されていたのか、と納得できました。

どうやらお子さんが女の子であることは判明している様子で、結婚したときに将来の旦那さんの苗字になる場面の話をしているようです。

例えば「真輝(マキ)」という名前の子供が「槇(マキ)」という苗字の方と結婚して「マキマキ」になるのが心配だということでしょう。

美樹ちゃんが三木さんと結婚して「ミキミキ」とか、葵ちゃんが青井さんと結婚して「アオイアオイ」とか、確かに危惧しなくも無いです。

 

女「そんなの相手を本気で好きになったら気にしないって」

男「いや、名前は一生付いて回る大事なものだから、ちゃんと考えたい」

女「まぁ、あなたの場合は確かにね・・・」

男「この子には俺と同じ思いはさせたくないんだ」

 

はて、ご主人は何かお名前にご不満があるような口ぶりです。

男性の名前で苗字と被るなんて、あるでしょうか?

正木雅樹(マサキマサキ)、吉尾義男(ヨシオヨシオ)、ありそうですね。

いや、もしかしたら佐藤俊夫(サトウトシオ=砂糖と塩)とか、近藤剛志(コンドウタケシ=逆から読むと、湿けたうどん粉)みたいな感じかも知れません。

 

ここで妻が席を立ちました。

私としてはもう少し盗み聴きをしていたかったのですが、しかし興味本位でプライベートな会話に耳をそばだてるのも悪趣味かと思い直しました。

 

歩き出す妻を追うと、どうやら酒屋さん方面ではありません。

しかし気紛れはよくあることなので気にせずついていきます。

 

私「さっきのお隣さん、旦那さんの方の名前が何なのか気になるね」

妻「え?ごめん、最初の方しか聞いて無かったから。後半は考え事してて」

私「そっか。で、どこ行くの?」

妻「とりあえず肌着コーナーか寝具コーナー?」

私「ふーん」

 

そして結局、それは紳士肌着のコーナーに在りました。

 

腹巻きです。

 

私「え?」

妻「これ、今日から使ってみてね」

私「あ、うん・・・」

 

それからというもの、私はこの腹巻きを愛用しています。

どういうわけか腹巻きを着用するようになってから、お腹をこわすことがほとんど無くなりました。

今まで色々な買い物をしてきましたが、こんなに安価でこれほど人生を劇的に改善したアイテムは他にありません。

得られる効果と価格とのギャップが大きいほどコスパが良いという計算なら、私にとっては間違いなくナンバーワンの買い物でした。

 

「これで暴飲暴食できるー!」と喜ぶ私に、いつも通り「ダメ!」と言ってくれる妻。

 あの日、お隣のご夫婦の会話から「原さんと結婚した真輝ちゃんは“ハラマキ”だな」と連想し、そこから私の胃腸問題を解消する策へ飛躍した妻の発想力には今でも頭が下がる思いです。