どうも、坂津です。
今はSNSなどで手軽に自分の意見を世の中に発信できる時代ですから、ちょっとネットを覗けば色んな人の色んな考え方に触れることができます。
東京オリンピックが1年ほど延期されるという発表が出された中、コミックマーケット98もまた開催が危ぶまれています。
コミケについて、開催なのか中止なのか延期なのかどうなるのか、私も気になって気になって仕方ない勢です。
なぜなら、うちの会社は売り上げの多くをそのコミケに頼っているからです。
そもそも今年のコミケは、通常だと8月に開催されるものがオリンピックの影響で5月に前倒しされています。
その分、本来ならゴールデンウィークに開催されるはずのイベントが無くなったりして、それだけでも割と大きな影響が出ているのです。
それでなくとも2月あたりからの各種イベント中止は手痛い売上損失になっており、できればコミケについてはこのままコロナが終息して無事に開催されることが望ましいと思っています。
しかし、それはあくまでもコミックマーケットというイベントから派生する需要を取り込んでいる周辺ビジネス側の希望であり、言うなれば身勝手です。
会社の売上と感染症拡大のリスクを天秤に掛けられるハズもありません。
ただ、いくつかSNSなんかの発言で気になるものがありました。
『コミケは開催すべき。印刷所がつぶれちゃう』
という趣旨のもの。
これ、印刷会社当人が言ってるならめっちゃ理解できるし同意できるんです。
まぁ軽々に『すべき』とか言うのはどうかと思うけど。
でもそれくらい社運が掛かってるし、必死になるのも分かる。
だって本当に深刻で致命的なダメージになるから。
ただ、全く関係者じゃない人からそんなこと言われても、全然響かないんですよね。
むしろ不愉快。
いや、日頃からお付き合いのある懇意の印刷会社さんに対しての真心から出た言葉なんだったら良いんですけど、明らかにそうじゃない発信も見られます。
軽くて薄いと書いて軽薄な、社会の上辺だけしか見ていない子供の意見に思えてしまいます。
こういう人に限って、どうせ自宅の郵便ポストに入れられたチラシやDMを「こんなゴミを入れやがって」とか言って見もせずに捨てるんでしょう。
チラシやDMだって印刷会社の仕事なのに。
そう、本当に印刷業界へのダメージを心配しているのなら、盲目的に『コミケは開催すべき』なんて言わず、他の方法を考えて然るべきなんです。
それをせず単純に『印刷所のためにコミケ開催を』みたいなことを言われると、なんだか
他人を心配して他人の為に行動できるのは素晴らしいことです。
しかし、他人を心配した
それは顔を合わせないインターネット越しであったとしても変わらないのです。
流行のキーワードを入れただけの希薄な投稿で、あわよくばバズらないかなんて思ってるのがバレバレなのです。
もちろん、そうじゃない発言、発信もたくさん存在しているのは分かっています。
そーゆーのは大歓迎なんです。
ただ今回はそーじゃないのを見掛けてしまったもので、ちょっと思ったことを書いてみました。