どうも、坂津です。
妻と二人で新潟県へ旅行してきました。
↑ここに記事が溜まってってます。
『旅行記06』ですが7記事目です。
そう言えば散歩した時の様子を上げ忘れてました。
葡萄畑に沿って続く道、青い空と白い雲、緑の山々。
そりゃタヌキも出るわ。
妻「ほんと、今回は葡萄が生ってて良かったぁ」
私「そうだねぇ。絵になるもんね」
こちらが白ワイン用の葡萄。
んでこれが赤ワインになる葡萄。
私「さっきあんなにどしゃ降りだったのに、今はちょっと暑いくらい」
妻「日差しが強いのと、湿度が高いからかね」
私「お願いがあるのですが・・・」
妻「ジェラートなら食べても良いよ?」
私「なんなのその読心力ッ!毎度ながら怖ぇよ!」
周囲を散歩するだけでも幸せになれる場所、カーブドッチ。
そんで豪勢なディナーを愉しんだ翌朝。
妻「旦那、旦那!」
私「もう食べれないようむにゃむにゃ」
妻「お約束はいいから!ほら、起きて!」
私「ん?・・・汝、いま何時?」
妻「7時だよ!お風呂
私「おお、そうか。では起きねばな」
定番の湯のれんをくぐると脱衣所があり、予想通り誰も居ません。
やった!貸し切りだ!
起こしてくれた妻に感謝です。
誰も居ないから撮影だってできちゃいます。
窓の外には露天風呂が見えます。
私はまず中で体を温めてから露天に行く派です。
朝日が輝く中、新鮮な空気と適温の湯。
ムーンヒーリングエスカレーションを受けた妖魔のごとく「リフレェーッシュ!」と叫んでしまいそうでした。
で、早朝の温泉が終わればお楽しみの朝食です。
昨夜の洋食とは打って変わってザ・和食。
久々の白米はガチで美味かった。
お味噌汁に入ってたの、大根じゃ無くて蕪かなぁ、冬瓜かなぁ。
で、今日はチェックアウト後にそのままフロントへ荷物を預けて、ワイナリー見学を予約していたのです!
初日に日本酒の酒蔵で知的欲求を満たした私たち。
ちゃんとここでも大人の素敵旅の要素を盛り込みました。
ワインの醸造所は一度見学したいと、常々思っていたのです。
まず葡萄畑で実際に葡萄を見ながら、ここの土壌の特徴や葡萄の品種などについて、非常に分かりやすく説明をして頂きました。
んで、ワインに使う葡萄って、なんとなく「食べても美味しくない」ってイメージがありませんか?
私はなんとなくそう思っていたのです。
でもそこで「一粒取って食べてみてください」と言われ、半信半疑ながらもパクリ。
私「あ、甘い!」
妻「美味しい!」
驚きの甘さでした。
私の中のブドウ観が書き変えられました。
他の見学者の方々も口々に「甘い」「美味しい」と言われていました。
そしてお次は製造施設の中です。
これが、葡萄の房から実だけを取り出す機械。
『
右側から葡萄を房ごと投入すると、中で良い感じに分解されて、下から実が、左のオレンジのとこから実が取れた枝の部分が吐き出されます。
で、小さな球体となった実が次に向かうのは『プレス機』です。
読んで字のごとしですが、実を潰して果汁を搾る工程です。
ちょっと写真では分からないのですが、この円柱形の機械がプレス機。
実は内側にラバーシートが仕込んであります。
単純に実を押し潰してしまうと中の種まで潰れてしまい、不必要な苦みや渋味が出てしまうんだとか。
この金属の円柱と、ラバーシートの間に空気を送り込み、膨らんだ風船によってゆっくりと葡萄の実が潰されていく仕組みなんだそうです。
う~ん、圧迫祭り。
そして絞られた果汁はタンクに送られます。
銀ギラ銀にさりげないこのステンレスタンク、ちゃんと温度設定ができるようになっています。
ズラリと並んだタンクの温度計、思ったよりも低温でした。
ちょうど10℃ですね。
この部屋はすんげぇ寒くて、半袖で参加してる方はガクブルしてました。
基本的にはこのタンクの中で発酵して、お酒になります。
が、ワインと言えばやっぱり木製の樽ですよね。
それがコチラ。
樽に入れて熟成させるのは、木の香りを付ける目的もあるんだそうです。
また、ステンレスタンクだけでなく、木の樽の中でも発酵させることもあるんだって。
その時は樽の蓋をガラス製にしていました。
他のやつはシリコン製みたいな栓がしてあるんですが、発酵させてるやつはきっちりギュッと栓をしちゃうと中で膨張した気体が栓をぶっ飛ばしてしまうんだとか。
で、面白かったのがコレ。
樽が並んでいる貯蔵庫の天井です。
ちょっと分かりにくいんですが、木目ではない黒い点々、分かりますか?
白い丸い部品の周囲とかに黒い小さな斑点がいっぱいあるの。
これ、ワインの水分やアルコール分が樽を通して抜け出たやつなんだって。
元々、樽の中でワインを熟成させると、出荷時には最初に入れた量よりもちょっとだけ少なくなっているんだとか。
それを『天使の取り分』って言うそうです。
なんておしゃれな表現でしょうか。
ワインやブランデーなどの酒は、その製造工程に「樽などでの熟成」という工程を含んでいる。熟成は短くとも数年単位、十数年の熟成が行われることも珍しくはなく、場合によっては数十年の熟成がなされる場合もある。樽は基本的に木製であり、液体は通さないが気体は通すため、熟成の間に酒に含まれる水分やアルコール分が蒸気となって少しずつ樽からしみ出ていく。すると、熟成開始時の量と比較して、熟成終了時(つまり、出荷時)の量は減少してしまう。この減少分を、「天使の取り分」と呼ぶ。
妻「面白かったねぇ!」
私「やはりオトナである我々にはこういう知的な行程が似合うよね」
妻「このあとはワイナリー見学とセットの贅沢ランチだよ」
私「マジで!?やったぁ!早く食べようおなかすいたー!」
妻「どこがオトナなのか・・・」