『かなり』

干支に入れてよ猫

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ジェネレーションギャップ

どうも、坂津です。

生まれ育った時代や環境が違うせいで、意志疎通が阻まれることがあります。

 

「え?・・・この言葉、通じないの?」

 

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という経験は誰しもが遭遇していると思います。

 

 

坂津「苦境に立ってると、そこから更に進むのって難しいよね」

細山「進むと言うより、さがらないようにって考えちゃいます」

坂津「どうしても現状維持を最善と考えてしまう傾向があるね」

細山「でも後退してないだけで、進んでる訳では無いですよね」

坂津「その通り。坂道発進は難しいけど、慣れれば出来るから」

細山「課長、坂道発進て何ですか?」

坂津「あ、免許取って無いんだっけ」

坂道発進と現状打破に関連性は一切ありません。

 

加納「僕は割と朝が弱くて、昼に向けて少しずつ調子が出ます」 

坂津「私は常に2ndセカンド発進だから、朝からフルスロットルだよw」

加納「2ndセカンド発進って何ですか?」

坂津「え?免許持ってるよね?」

加納「ええ。ATオートマ限定ですけど」

坂津「そーゆーことかぁー・・・」

セカンド発進とフルスロットルに関連性は一切ありません。

 

坂津「あのね、船の碇よりも、もうちょっと円弧が緩いの」

細山「ん~、さすがに電話で形状を説明するのは無理かと」

坂津「諦めたら試合終了だって安西先生も言ってるだろ!」

細山「安西先生って誰ですか?」

坂津「マジかぁぁぁぁぁーッ!!!」

細山「とにかく、写真を撮って後で確認しましょうよ課長」

坂津「あ!分かった!ドン・ガバチョのヒゲみたいな形!」

細山「ドン・ガバチョって何ですか?」

坂津「うん、そう言うだろうと思った」

安西先生ドン・ガバチョには関連性は一切ありません。

 

加納「久しぶりに会った親戚の子と、全く会話ができませんでした」

坂津「え?超絶美少女になってて緊張したから?」

加納「課長と一緒にしないでください」

坂津「さすがに私だって身内には物怖ものおじしないケドも」

加納「年齢差を感じてしまいまして。18歳になったばかりだとか」

坂津「は?加納くんだって21歳かそこらだろ?」

加納「3歳も離れたらもう何言ってるのか分かりませんよ」

坂津「そうかぁ・・・18歳エイティーンと言えば跳ねざかりだもんなぁ」

加納「なんですかそれ」

坂津「え?19歳ナインティーン輝きざかり20歳トゥエンティ花ざかりだろ?」

加納「いや、知らないです」

坂津「そ、そうか・・・」

斉藤哲夫『いまのキミはピカピカに光って』超絶セクシーなカメラのCMのタイアップ曲なんだけど知らないのかぁ・・・

 

細山「課長、なんで凹んでるんですか」

坂津「なんだかジェネレーションギャップを感じてしまってね」

細山「課長が高校1年生の頃に僕が生まれたんですもんね」

坂津「ははは。一回ひとまわり以上も違えばそんなもんか」

細山「一回りって何ですか?」

加納「干支えとが一周する期間、つまり十二年のことを一回りって言うんだよ」

細山「加納さん、僕より若いのに物知りですね!」

坂津「そんな加納くんとでも、世代のへだたりを感じるよ・・・」

加納「しょうがないですよ、こればっかりは」

坂津「だって~しょうがなぁ~いじゃな~い♪

加納「・・・」

細山「あ、和田アキ子ですね」

坂津「ッ!?」

※どうせ知らないだろうと思ってたのに知ってるとめっちゃ驚きます。

 

細山「母が持ってたカセットテープをmp3に変換したときに聴いたんです」

坂津「あーそう言えば私も実家に山積みしてるカセット、データ化したいな」

加納「カセットテープって、実物見たこと無いですねぇ」

坂津「マジかぁ・・・」

細山「うちは父も母も割とレトロなのが好きで、色々ありますよ」

坂津「へぇ~。どんなものがあるの?」

細山「初代のゲームボーイアドバンスとか」

坂津「それがレトロ扱いされてる時点でおじさん大ショックだよ」

加納「昔のゲームって白黒だったらしいですね」

坂津「君らはゲームウォッチとか知らんのだろうなぁ」

※もう世代差について諦めの境地に達しました。

 

 

アラフォーの私は、きっと今ちょうど「現役で働いてる人たちの世代の真ん中あたり」なのだと思います。

なので、私がこの子たちに感じているのと同じような感情を、上の世代からも感じられているんだろうなぁと、しみじみ思いました。