『かなり』

干支に入れてよ猫

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受付マシーン

どうも、坂津です。

ちょいとヤボ用で市役所に行きました。

市役所に用がある場合、最寄りの市営駐車場の駐車券に1時間分の割引きがあります。

大抵の用事は1時間以内で終わるので、つまり無料ってことになります。

で、この割引きって、原則として『市役所に用がある人』が対象なんですが、駐車券への割引押印を自分でやるスタイルなんですよ。

なので『明らかに近所の定食屋で昼飯食ってた人』とかも駐車券に押印していったりしています。

まぁそれについて目くじらを立てることは無いんですけどね。

それよりも、その『セルフ押印』が当たり前になりすぎてる役所の対応に、ちょっと疑問を感じてしまいました。

 

駐車券へのセルフ押印は、専用の機械に駐車券を差し込むことで行われます。

慣れた人ならその機械が置いてあるところへ一直線に向かい、機械に差し込んで押印するのに1秒くらいでしょうか。

 

セルフ押印機は市役所内の複数個所に設置されているのですが、施設の中央付近の総合カウンターみたいなところにもあります。

そのカウンターには受付の人が1人居るのですが、セルフ押印する人に対しては特に何の反応も示しません。

先にも言いましたが、決して市役所の利用者だけではありませんし、なによりセルフなのですから当たり前の対応です。

ですが、それはあくまでも『慣れた人』『経験者』という場合です。

世の中には『不慣れな人』『初めての人』も居るのです。

私がセルフ押印をしようとカウンターへ行くと、先客がいました。

お婆さんでした。

 

婆「あの、すみませんが」

受「どうされましたか?」

婆「これはどうしたら?」

受「機械に入れて下さい」

婆「どの機械でしょうか」

受「そこの白いやつです」

婆「あの、これですか?」

受「そうですそれですよ」

婆「どこに入れましょう」

 

もし私が受付の人だったら、たぶんお婆さんの駐車券を受け取り、代わりに機械に通して押印すると思います。

しかしその受付の人は言葉で説明するだけで、体を動かそうとはしませんでした。

 

私「ちょっと良いですか」

婆「あら、はい、どうぞ」

私「ここにね、こうです」

婆「あらあらありがとう」

 

見兼ねた私はお婆さんの券にセルフ押印し、続いて自分の券にも押印しました。

ちなみに私は最初に押印する派で、駐車場からまっすぐここに来ました。

この後で各種手続きを行うのです。

が。

 

婆「駐車場はどっちでしょう?」

受「そこの通路を左に進むと右手に階段が見えるのでその奥にある扉を出て左手に進むと壁に突き当たりますからそこを右に折れて真っ直ぐ行けば歩道に出ますのでそこを左に曲がって進んだ先の横断歩道を右に曲がってください」

婆「・・・え、ええっと・・・」

受「・・・」

 

どうやらお婆さん、市役所内をぐるぐる歩き回っているうちに、自分がどの扉から入ってきたのか分からなくなってしまったようなのです。

私もイオンモールに停めた自分の車に戻れないクチなので、勝手にシンパシーを覚えました。

それにしても受付の人よ。

口頭で説明して理解してもらえるかどうか、難しいの分かるやろソレ。

 

仕方ないのでお婆さんを先導して駐車場へ。

 

持ち場から動けないとか、返答にはマニュアルがあるとか、何かそーゆー事情があるのかもしれません。

しかし、それにしてもゲンナリする応対でした。