『かなり』

干支に入れてよ猫

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THE薬

どうも、坂津です。

ドラッグストアに勤務していた経験もあり、普通の人よりは少しだけ医薬品に詳しいという自負があります。

しかし、やはり経験の伴わない知識というのは現実の前では脆く儚いものなのです。

私は今まで解熱用の坐薬は、飲み薬では間に合わない高熱とか、あまりにも衰弱してて薬品の経口摂取ができない状況のためにあるんだと思っていました。

つまり結構な緊急事態。

普通に病院のお世話になるレベルじゃね?

なのでドラッグストアの店舗に坐薬の在庫があっても、そんなに売れるわけないと思っていたのです。

ですが私の予想とは裏腹に、結構な頻度で買い求められる坐薬。

ずっと「なんでだろう?」って思ってました。

 

そして現在。

息子が風邪を召しまして。

すんげぇ高熱ってワケじゃないんですが、夜になると37度をちょい越える程度の発熱があってグズる感じ。

んで何が困るってもう、とにかく薬を飲まない。

そんなに調子の悪くない昼間は、服薬用のチョコとかゼリーとかに混ぜた薬を美味しそうに摂取してくれるのです。

しかし熱が上がってくると何も受け付けない。

せめて水分くらいは飲んで欲しいのですが、水すら飲まない。

発熱のしんどさで寝つけず、泣く。

とにかく熱さえ下がってくれたら飲み食いもできるし安らかに眠ってくれるのに。

 

という状況に、彗星のごとく現れた伝家の宝刀『坐薬』。

もちろん入れる時は嫌がるんですが、それでも『こうかはばつぐんだ』。

 

なるほど、だから解熱の坐薬って子供用ばっかりなんだ。

薬を飲めば楽になるという知識が無く知恵が回らない幼児に、経口摂取をさせるというのは至難の業だったのです。

今後は冷蔵庫に常備しておこうと、妻と話し合いました。

坐薬の消費期限はだいたい半年~1年。

使わずに廃棄することになったとしても多くて年2回。

使うこと無く健康に過ごせた喜びを以って捨てるなら安いもの。

 

【第2類医薬品】こどもパブロン坐薬 10個

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  • 発売日: 1997/12/01
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

見た目で判断

どうも、坂津です。

私はバナナが好きではありません。

それは、難しいから。

加工されている食品であれば、基本的には賞味期限が記載されています。

ですから期限内であれば安心して食べられますし、期限が超過していれば良心の呵責を感じずに廃棄することができます。

しかし、バナナには賞味期限が書かれていません。

もちろんバナナ以外の青果物にも期限の記載はありませんが、バナナ以外は見た目で判断できるから良いのです。

不自然に柔らかくなってたり色が変わってたりしたらもう廃棄です。

でも、バナナは違います。

いや、私個人としては違わないのですが、ほら、居るじゃないですか、こういうこと言う人が。

 『バナナは黒くなってからが本番』

みたいな意味不明なことを。

こういう主張を繰り広げる人が存在するから、バナナは難しいんです。

この世に私一人しか居ないのであれば、バナナの表皮に茶色の斑点が発生した時点で即刻廃棄です。

しかしその斑点が熟成のサインであり食べごろの合図であり美味さのしるしであると告げる人が存在し、彼らの信仰が真実であるとするならば、私の判断は間違いということになり、廃棄は正されるべき行為ということになってしまうのです。

こんなにも難解な食べ物が他にあるでしょうか。

こんなにも悩ましい思いをせねばならないのなら、私はいっそバナナを食べない。

そう、食べない。

選択しない。

選択肢にすら入れない。

そうすれば、バナナに関する問題は解決できないまでも、私がその超難問に直面することは無い。

 

そう思って生きてきたのです。

 

それなのに。

 

息子はバナナが大好物。

もうバナナしか食べないと言っても過言・・・いやちょっと過言だけど、とにかくバナナが大好きなのです。

どんなに不機嫌でも「バナナ食べる?」という殺し文句ですぐにゴキゲン。

寝起きで着替えを嫌がってるときでも口の中にバナナを放り込めば一瞬にして大人しく着替えさせてくれるのです。

つまり私は、バナナを避けて生きることができなくなってしまったのです。

 

私「なぁ、私にバナナを教えてくれないか?」

妻「おん?どした?ついに頭がイカれたか?」

私「いや至って正常だよ。正常だからこそだ」

妻「バナナを教え?どういうことだってばよ」

私「バナナには賞味期限が書かれてないだろ」

妻「黄色い皮に焼き印でも入れとけってか?」

私「そうしてくれるんならどれほど有難いか」

妻「そんなことしなくても大体分かるじゃん」

私「分からないから困ってるんだ教えてくれ」

妻「しょうがない。それでは教えて進ぜよう」

私「あ、ありがとうございますバナナ師匠!」

妻「まずバナナを手に取るのだ。怖くないよ」

私「(恐る恐る)こ、こうですか(ひょい)」

妻「そして四方八方から舐め回すように観賞」

私「えっ、はい?こうですか?(くるくる)」

妻「で感想を述べる。このバナナはどうだ?」

私「買ってきたばかりで新しいと思いますが」

妻「うむ。正解だ。ではこちらのバナナは?」

私「確か4日前のやつで、皮はもうまっくろ」

妻「そうだな。このバナナを見てどう思う?」

私「正直言うと手に触れるのも嫌な感じです」

妻「ではこれは食べれないということだな?」

私「いや、でもそれは私個人の価値観でして」

妻「黙らっしゃい!私はお前に聞いてるの!」

私「はっ、はい!私は食べたくありません!」

妻「よかろう。ではこのバナナは廃棄とする」

私「えぇ?良いんですか?人によってはまだ」

妻「よく言うだろ。よそはよそ。うちはうち」

私「その格言、バナナも該当するんですか?」

妻「当たり前だ。ほぼ全てに通用する至言だ」

私「目から鱗ですありがとうバナナ師匠!!」

 

というわけで、バナナの期限については私が外見で判断しても良いということになりました。

もうこれでバナナなんて怖くないね!

 

ひとり芝居

どうも、坂津です。

そろそろ生後26カ月を迎えようという息子の『一人保育園劇場』が、すごく面白いです。

耳から入った音声をそのまま記憶して再生する感じなのですが、我が子ながら天才的な記憶力と再現性だと感心します。

 

子「おはよーごじゃいましゅ!」

子「せんしぇーおはごじゃましゅ!」

子「はいおはよー」

 

子「ごあいさつしましょー!」

子「いーたーましゅ!」

子「てをあわせましょー!」

子「いーたーましゅ!」

子「はいどうぞー」

 

子「さとうしんじくーん」

子「はい!」

子「いのーえたまきさーん」

子「はい!」

子「よしえせんしぇー」

子「はい!」

 

これらの一人芝居を、突然何の脈絡も無く始める息子氏。

めちゃくちゃ可愛いし、私たちが見ていない間にどんな生活をしているのかよく分かって嬉しい。

プリティボイスレコーダー

 

が、ちょい待ちちょい待ち。

これってまさか、逆もあるのかな?

保育園で、自宅での会話を再生してるなんてこと・・・あるのかな?

 

いやー・・・あり得るよなー・・・。

コレはマジで言葉使いとか言葉選びを慎重に行わなければ。